旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


2008-01-01から1年間の記事一覧

小川洋子・藤原正彦『世にも美しい数学入門』

無性にゲームがやりたくなって、中古のゲームソフトを買う。が、家に帰っていざ遊ぼうとしたらカートリッジが本体に入らなかった。しょぼん。私が所有する唯一のハードは「ゲームボーイミクロ」なのだが、そうか、いわゆる「ゲームボーイ」用のソフトは遊べ…

資産管理に余念がありません

好きで集めている切手が増えてきたので、整理を試みる。いやもう、引出しの中から出るわ出るわ。 エヴァ切手、同じものを何枚も買いすぎ! 切手を集め始めた小学生の頃は、どの切手も1枚しか買っていなかったと思う。お小遣いには限りがあるからな。しかしそ…

読書による脳内活動が忙しい。有川浩、歌野晶午、DEATH NOTEほか

満ち足りた気分を感じられるのは、読みたい本が手元にたっぷりあって、しかも時間もたっぷりあるとき。そんな時間がどれだけでも続けばいいのにと思いながらページを繰る私は典型的なインドア派ながら、頭の中はそんじょそこらのアウトドア派よりいっそ激し…

友人の結婚式に風神雷神に。いろいろまぶしい週末の旅

先の週末、友人の結婚式に招かれて千葉に行った。初めての、夜の挙式&披露宴。 普段は遠く離れている友人たちと会えることもあってとても楽しみにしていた当日。新婦のCちゃんは大げさじゃなく光り輝いてたし、チャペルやテーブルのキャンドルは幻想的だし…

毎日、異世界通い。上橋菜穂子「守り人」シリーズ

会社の本好きKさんがおすすめして貸してくれた、上橋菜穂子の小説<守り人>シリーズに夢中だ。異世界ファンタジーなのだが、「こんなにもしっかり世界観が構築されている」かつ「その世界観の幻想性や神話性が自分のツボ」っていう作品はちょっとほかにない…

盆栽の鉢に、つややかな秋が訪れる

ハゼノキの葉の赤が、日増しに色濃くなっている。 大文字草の花もたくさん。この可憐さを見て!

ねじれるラブ。乾くるみ『イニシエーション・ラブ』

静岡市内の本屋(谷島屋書店)で、乾くるみのミステリー『イニシエーション・ラブ』を買う。前に新聞の書評欄で紹介されてて気になってたのと、「作中に当店が登場します」という手書きPOPに惹かれたから。谷島屋が出てくんの? っていうか静岡が舞台なの? …

女ふたりの熱海旅。B級エロスな秘宝館にやられっぱなし

友人Sちゃんと熱海に行ってきた。 静岡の私と東京のSちゃん、それぞれの住む場所からだいたい等距離だから、というのがその理由だ。かつて新婚旅行のメッカだったとか百万ドルの夜景がきらめくとか、そこはかとなく昭和の香りが漂う温泉地、熱海。果たしてそ…

大文字草の花が咲いた

盆栽の大文字草。ちっちゃいピンクの花が、「大」の字になってる。 ハゼノキも紅葉の季節です。

妄想は絶対不可侵の世界。好きな作家三名の三エッセイ

「好きな作家を三人挙げろ」といわれたらちょっと迷うが、「とくにエッセイが面白い人」といわれたら迷わず答えられる。森見登美彦、穂村弘、三浦しをん、だ。いま気づいたのだが、三人とも妄想の達人だという共通点があるなあ。そんでみんな文章がうまい。…

亡霊のような愛の話。桜庭一樹『私の男』

桜庭一樹の『私の男』を読んだ。 有り体に言ってしまうと、「愛されたがりたちの、普通じゃない愛」の話。 シチュエーションもキャラクターも、現実味がないというか、幻想的というか、異端すぎるというか。だって、娘と養父ですよ。読むとさらに驚くことに…

九月の盆栽記録

日中はまだ蒸し暑さも残りながら、風や空気にやっと秋らしさが感じられるこの頃。涼しくなるにつれ庭での盆栽いじりが楽になってよい。 そういえば、昨年の秋分の日に盆栽棚を自作してからちょうど丸一年だ。いい感じに味が出てきたなあと思うのだが、ただ汚…

SL、気球、戦闘機。見たり乗ったり、のりもの体験

雑誌用の取材の仕事で大井川鉄道のSLに乗ってきた。走っているのを見たことは何度かあったけれど、実際に乗るのはこれが初めて。私は割と電車好きだが、カメラマンは正真正銘の「鉄」なので終始大興奮。硬派なボディも勇ましい汽笛も布張りの座席も、カッ…

ハリー・ポッター最終巻を読み終えて、涙。

昨日ついにハリー・ポッター最終巻を読み終えた。終盤の怒涛の展開に興奮。シリーズ足かけ10年、発行を待ちわびながらリアルタイムで読むことができたのは奇跡的にうれしい体験だった。 「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシ…

カフェモカの向こうの景色。吉田修一『パークライフ』

このところ吉田修一の小説を何冊か続けて読んだ。読みながらふと手をとめて自分自身に思いをめぐらせることがたくさんあった。それこそ、小説を読むことの面白さだという気がする。 図書館で借りられるすべてを読みきって、最後に残しておいたのは芥川賞受賞…

読書記録。いい男と純情高校生と少女とすごす夏

気がついたらセミが大合唱している。連休三日目、今日はまだ暑さもマシ。クーラーを入れない部屋でころがって本を読む。おやつに水ようかんを食べようかなあ。 さて、最近おもしろかった本。 垣根涼介 『君たちに明日はない』 首切りを専門に請け負う会社の…

盆栽たちに、日よけを作って夏仕様

我が盆栽棚は日当たりの良すぎる屋外にある。これからの季節、小さな彼らにとって照りつける直射日光は致命的(土がカラカラになったり、葉やけしたり)。夏を乗り切る秘策として日除けを作ることにし、植木屋で材料を見つくろってきた。 日曜大工の始まり。…

その肉の正体が気になる。静岡県菊川市、応声教院

私は先日、この世ならざるものを見てしまった。輪廻の秘密といってもいいと思う。今でも、あの不思議物体の正体がわからない。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ それは、先週末のこと。友人に「珍妙なお寺があるから行ってみないか」と誘われ、静岡県は菊川市…

何のための嘘なのか。江國香織『スイートリトルライズ』

何気なく手にした江國香織の『スイートリトルライズ』を読む。江國さんの作品は一時期よく読んでいたのだが、独特の空気感や間合いがだんだん合わなくなってきたような気がしてきてしばらく遠ざかっていた。で、今回数年ぶりの江國さん。知らず知らず引き込…

いっそひと思いにやっちゃってくれ!有川浩『図書館戦争』にもだえる

数年ぶりに、髪を短く短く短くした。もう自分の視界には一本の髪の毛も見えないくらいの超ショートだ。この髪型での出社初日、ある人には「女優のようだ」といわれ、またある人には「モンチッチですか?」といわれた。女優のようなモンチッチ。モンチッチの…

銀座ぶらぶら。友情はチロルチョコじゃ測りきれない

週末、友人Nの誕生日パーティーに参加するべく東京へ行った。いい年したオトナが誕生日パーティーって。しかも、企画・主催は誕生日を迎える当人。どういうこと?って感じだが、これが許されちゃう稀有なキャラなのだ、Nというのは 「私の誕生日だから東京…

読書で危うくときめき死。瀬尾まいこ『優しい音楽』、有川浩のベタ甘小説

最近読んだ本。 『優しい音楽』 瀬尾まいこ 『塩の街』『空の中』『海の底』『クジラの彼』 有川浩 なんだか恥ずかしい感想で困るのだが、読み終わって、「ああ、恋がしたい」とか言ってしまいそうな小説だった。どれも。 特に、『クジラの彼』。作者本人が…

静岡ホビーショー、屈強な男たちと可愛い娘さんを連れ帰る

「十時の方向に敵兵発見!!!!」 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 静岡ホビーショーに行ってきた。たっっっのしかったあああああ!!! 会場いっぱいにブースがぎっしり。プラモデル、フィギュア、鉄道模型、ラジコン、ジオラマなどなど、およそ「ホビー」に関するあ…

これぞ静岡!な風景、茶畑&SL&寸又峡

いやー、茶畑の緑がきれいな季節ですね。静岡はいたるところ茶畑だらけ。先日行った川根も、隙さえあらば茶畑、って感じだった。 川根といえば大井川鐵道。この時期は、<茶畑とSL>という静岡らしい風景が見られるとあって、撮り鉄の姿もちらほら。いやしか…

盆栽よ、君らの成長の律儀さには恐れ入る

盆栽があのちっちゃな体で季節を察知して、芽を出したり枝を伸ばしたり、ほんとよく出来てる。つい一ヶ月前まで茶色く乾いた枯れ野原みたいな奴らだったのに、いまやみんなが春を謳歌しようとしてその変容はめまぐるしい。 もみじ。芽吹きの色はやわらかい。…

桜の花を追って、福島県「三春滝桜」

数年前に本でその姿を見て以来、「いつかこの目で」と思っていた三春滝桜。晴れた日曜日に満開が重なったので、機を逃すまじと新幹線に乗った。 「いつか行きたい」って言い続けることは、実は「別に行かなくてもいい」っていうのと同義かもね。本当に行きた…

桜の花を追って、御殿場山北駅から新宿御苑へ

4月初めの週末、友人Kと青春18きっぷによる電車旅へ。めざす景色はもちろん桜だ。 時刻表をにらみつつ、桜をめぐる計画を練る。まずは前々から行ってみたかった御殿場線山北駅へ。線路に降りかかる桜のトンネルで(特に電車マニアに)有名な場所だ。 いい…

桜の花を追って、京都丸山公園と哲学の道へ

ここ静岡では満開の盛りを過ぎて既に葉桜。散りきってしまう前に、先週までの桜旅の覚え書き。 3月31日、京都へ。満開はあと4、5日先かなというところ。桜の時期に訪れるのは初めてだったが、やはりというか、桜の似合う街だなと思った。なんということはな…

桜の花を追って、小田原・身延を訪ねる旅

かねてより計画していた桜旅は順調に進行中。開花状況をにらみつつ、週末ごとに花から花へ飛び回っている。行く先々で出会う桜はみんな明るくて凛としていて圧倒的。胸が騒いで不思議なドキドキに満たされてしまう。ああ、春の気分と桜って、どうしてこんな…

読書記録。桜庭一樹、三浦しをん、火の鳥など

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹 よしよし、期待したとおりの救われなさ。世界は少女にとって無慈悲で、ときにひどく美しい、と。 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) 作者: 桜庭一樹 出版社/メーカー: 角川グループ…