旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


海外旅行

建築中のサグラダ・ファミリアを見に行きたくなった

ちょっと前にNHKで放送されたサグラダ・ファミリア教会の番組がよかった。これまでに2回バルセロナに行ったときのことを思い返しながら見た。 教会最大の「イエスの塔」で装飾の指揮を執る外尾悦郎さんにスポットをあてて、ガウディが作ろうとしたものを読み…

3年前に買ったバルセロナみやげの缶詰を開封した

3年前の2016年に買って以来、うちの台所で長らく眠っていた缶詰。買ったのはスペイン、バルセロナのスーパーにて。スペインではポピュラーなものだということで選んだ記憶があるけれど、中身が何なのか忘れてしまった&食べ方がわからず放置したままになって…

南極で出した絵はがきが、1年かけて我が家に届いた

先日、郵便受けをのぞいたら絵はがきが届いていた。大きな文字で【AIR MAIL】とあり、海外旅行中の友だちからかな?と思ったのだけど、冒頭に「船は南極のドレーク海峡を北上中」と書いてある。南極……。ていうか、よく見たらこれ私の字だし。なんてことでし…

バルセロナ07 一度は行くべし、豪勢でダークなグエル邸。そして旅の終わり

バルセロナ6日目、滞在最終日。ホテルのチェックアウトは正午なので、荷物は部屋に置いたままホテルからすぐ近くにあるコロンブスの塔へ。先日乗車したツーリストバスのクーポンを見せると入館料が割引に。 塔の高さは60mで、先端にはアメリカ大陸の方角を指…

バルセロナ06 2度めのサグラダ・ファミリア、マスク問題、郵便局で趣味の消印収集

バルセロナ5日目、朝からサグラダ・ファミリアへ。ここは入場時の手荷物検査が他の施設より入念だった。なかなか行列が進まないはずだ。マスク姿の怪しい私は、しかし荷物には怪しいところがひとつもないのでサッと通過。オーディオガイドを借りた(前回は借…

バルセロナ05 奇岩と黒マリアの街、モンセラット。カカオサンパカと生ハム専門店

バルセロナ4日目。8時に起き、9時にはホテルを出るべく急いで準備。今日は高速鉄道Renfeでモンセラットという街に行くのだ。モンセラットはバルセロナからおよそ50km、岩山の間に修道院が建ちキリスト教のパワースポットとも呼ばれている場所。「黒いマリア…

バルセロナ04 カサ・ミラ、カサ・バトリョでムーンウォーク披露。人気のバル、セルべセリア・カタラナ

バルセロナ3日目、晴れ。ホテルの朝食は毎日同じブッフェだけれど結構立派でうれしい。パンもフルーツジュースも種類豊富、ハムもサラミも卵料理もいろいろ。 目覚めたとき、寝る前に唇に貼った保護シートははがれかけていた。貼っていた部分の膿はよくなっ…

バルセロナ03 幻の未来都市グエル公園。ツーリストバスで街を周遊

バルセロナ2日目、晴れ。起床時の唇の状態は極悪。ネットで調べた唇の保護用シートを求めて薬局へ。店員さんに商品画像と唇を見せたらすぐに理解したようで私がほしかった商品を出してきてくれた。半透明の薄いシートをその場で唇に貼る。この症状に対してこ…

バルセロナ02 バルセロナ到着、のしかかる唇問題、夜のカタルーニャ音楽堂

ドバイからバルセロナに向かう機内にて、クロワッサンとサラダの朝食後(あっという間に完食)、かばんの中に昨日大阪駅で買ったかまぼこを発見。ネルサイユ宮殿というふざけた店の、ピスタチオ&チーズというお姫様チックな味のかまぼこ。即食べた。 現地時…

バルセロナ01 空港でマニアックな郵便局詣で、シャワーブースで突然のキス

年始のNHKスペシャル「サグラダ・ファミリア大聖堂」特集を見て、実物を見に行きたくなった。ここ数年の工期短縮はめざましく、現時点での完成予定は2026年。途方もない未来、では全然ない。バルセロナに行ったのは2014年と2016年の2回、両方ともサグラダ・…

南極旅行25 アメリカから帰国、そして旅の終わり

日本~アルゼンチン~南極~アメリカと巡ってきた旅も最終日、3月2日にサンディエゴ空港から成田へ帰る。船と飛行機の連続乗り継ぎで体が若干ゆらゆらだけど、気持ちは元気。なんといっても次に乗る飛行機はこの旅のなかでも一番か二番目に楽しみにしていた…

南極旅行24 サンディエゴで気ままな街歩き

3月1日、アトランタを発ってサンディエゴに着いたのは13時20分。今日はサンディエゴ泊、明日午前に成田行きの飛行機に乗る。 サンディエゴ空港。ここからホテルまではタクシーで。サンディエゴでは特別な予定は入れず街をぶらぶら。 ホテルは海沿いにあった…

南極旅行23 パタゴニアの国立公園で山岳風景に癒やされたあと、再びアメリカへ

2月28日、9日間にわたる南極クルーズの最終日。午前5時ごろ目覚めて小さな窓から外を見たら、そこはもうウシュアイアの港だった。とうとう陸地に帰ってきた! ◆ひとつ前の記事はこちら 3時間後の下船までにやるべきことは、シャワーを浴び、荷造りを済ませ、…

南極旅行22 下船前日、チップの支払いとか甘すぎるベッドメイキングとか

2月27日、南極からウシュアイアへ戻るため今日も一日ひたすら航海。ついに下船の前日だが、旅が終わって名残惜しいというよりは「もう船でやることがなくて退屈だから、早く陸に上がりてえ!」ってな気分である。 ◆ひとつ前の記事はこちら 朝ごはんのブッフ…

南極旅行21 クルーズ終盤、テンション低めでドレーク海峡を北上

2月26日、南極クルーズ船の乗船7日目。昨日までに上陸プログラムは終了し、あとは2日間の航海でウシュアイアに戻るだけ。 ◆ひとつ前の記事はこちら この日はモーニングコールも重要なミーティングもない気ままな1日だった。気ままといっても船は朝から揺れて…

南極旅行20 ラスト上陸のダンコ島、基地の痕跡、スシパーティー。そして船は帰路につく

午前中のニコハーバー上陸から帰ってきてお昼を食べたところで「次の目的地ダンコ島へはルート上の氷山を迂回中」とのアナウンスがあり、どうなることかと思っていたら迂回成功、ボートを出せることに。 ◆ひとつ前の記事はこちら ダンコ島はゼンツーペンギン…

南極旅行19 氷河の丘のニコハーバーに上陸、ついにリカちゃんが南極到達

南極海への飛び込みという大仕事を終え、夕食後は歯磨きもせずベッドに倒れ込んで熟睡、気づいたら午前2時前だった。よろよろと起き上がって顔を洗い、洗面台に放置してあった水着を洗う。部屋に届いていた予定表を見ると、翌日は朝から上陸計画があるとのこ…

南極旅行18 たぶん人生最初で最後、水着一枚で南極海に飛び込んだこと

◆ひとつ前の記事(南極旅行17 ペンギンだらけのパラダイス湾と、チリ基地の郵便局) ボートでの2度のクルーズを終えて本船に戻り、ひとまず部屋でのんびり。気になるのはこのあと行われるというポーラーブランジ、南極海への飛び込みイベントだ。先に配られ…

南極旅行17 ペンギンだらけのパラダイス湾と、チリ基地の郵便局

◆ひとつ前の記事(南極旅行16 南極らしい光景! ウィルヘルミナ湾で氷山の合間をクルーズ ) 2月24日、南極クルーズ船5日目。午前9時からパラダイス湾に上陸の予定、そこにあるチリ基地の郵便局から差し出せるよう事前にはがきを書かねばという思いにとらわ…

南極旅行16 南極らしい光景! ウィルヘルミナ湾で氷山の合間をクルーズ

2月23日、乗船4日目の午後はウィルヘルミナ湾でクルーズ。今回は上陸はせず、ゾディアックボートで1時間半くらい海上をめぐるとのこと。 ◆ひとつ前の記事(南極旅行15 南極半島・ポータルポイントに上陸。アザラシやクジラと遭遇 ) ちなみに南極は一体どれ…

南極旅行15 南極半島・ポータルポイントに上陸。アザラシやクジラと遭遇

2月23日、乗船4日目。午前6:15に船内全体のモーニングコールがあり、朝食前にグラハムパッセージを通過しますとの案内。 ◆ひとつ前の記事(南極旅行14 写真講座と南極発見の歴史とアフタヌーンティー) グラハムパッセージは南極半島の中ほどにある狭い水路…

南極旅行14 写真講座と南極発見の歴史とアフタヌーンティー

14時からの南極初上陸に備えて客室で準備をしていたら、その直前に船内放送があった。そろそろ集合の合図か?と思いきや、強風のため上陸は保留、しばらく様子見ですとのこと。 ◆ひとつ前の記事(南極旅行13 乗船3日目、追い風のおかげで南極上陸チャンスが…

南極旅行13 乗船3日目、追い風のおかげで南極上陸チャンスが到来

乗船3日目、2月22日。夜中の揺れは思ったほどではなく、おおむね朝まで熟睡。テーブルの上にあった薬やティッシュケースは全部床に落ちてたけど。 ◆ひとつ前の記事(南極旅行12 ドレーク海峡の揺れっぷりと、初ディナー(不完全燃焼) 8時起床、窓の外は晴れ…

南極旅行12 ドレーク海峡の揺れっぷりと、初ディナー(不完全燃焼)

南極船オーシャン・エンデバー乗船の二日目、船はひたすらにドレーク海峡を進んでいく。◆前回の記事はこちら(南極旅行11 クルーズ2日目。やまない揺れと、船内での過ごし方) 揺れて危ないので、船内を歩くときには常に手すりを使うようにと指導があった。…

南極旅行11 クルーズ2日目。やまない揺れと、船内での過ごし方

昨日の夕方に出港した船は、南極半島に向けてドレーク海峡を横断中。夜の間もずっと揺れていたようだけど睡眠をさまたげるほどではなかった。◆前回の記事はこちら(南極旅行10 探検船の初日。客室の様子と、魔のドレーク海峡への備え) 朝7時、超おもしろい…

南極旅行10 探検船の初日。客室の様子と、魔のドレーク海峡への備え

ウシュアイアの現地時刻で2月20日16:45ごろ。いよいよ南極行きの船に乗る。前回の記事はこちら(南極旅行09 ウシュアイアの街歩き、世界の果ての博物館とか顔ハメとか)。 客室に入るとスーツケースが届いていた。テーブルには結婚祝いのメッセージカードと…

南極旅行09 ウシュアイアの街歩き、世界の果ての博物館とか顔ハメとか

ブエノスアイレスを出発し、南極行きクルーズ船の乗船地であるウシュアイアに到着。前回の記事はこちら(南極旅行08 パタゴニアの山々を見下ろし、世界最南端の街・ウシュアイアへ )。 ウシュアイア空港は木組みの三角屋根で山小屋みたいな雰囲気だった。空…

南極旅行08 パタゴニアの山々を見下ろし、世界最南端の街・ウシュアイアへ

私たちのツアーは、ブエノスアイレスでの1泊と、ウシュアイアまでの往復航空券、そこからクルーズ船に乗りこんで以降のすべてが含まれたプラン。2月19日の午後にブエノスアイレスのホテルに集合、との指示だったのだが、私たちは前日から同じホテルに宿泊し…

南極旅行07 地下鉄SUBTEと、世界で二番目に美しい書店エル・アテネオ

南極旅行記と言いつつ、南極にたどりつくまでのアルゼンチンの記録。前回の記事はこちら(南極旅行06 マデロ・タンゴで、ショーとディナーと深夜の屋外練習)。 ブエノスアイレスで一泊した翌朝、朝食はルームサービスをとった。ワゴンの上には種類いろいろ…

南極旅行06 マデロ・タンゴで、ショーとディナーと深夜の屋外練習

ブエノスアイレスの夜、アルゼンチンタンゴのショーが観られるレストランへ。前回までの記事はこちら(南極旅行05 ブエノスアイレスの街歩き、パシフィック・ギャラリーへ )。 予約時刻の20時にあわせてレストランへ。プエルトマデロ地区という、運河沿いの…