旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

推理小説の前提を揺るがす『虚無への供物』中井英夫

新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫) 作者:中井英夫 講談社 Amazon とても独特で型破りなスタイルの推理小説だった。 氷沼家で起こる密室の連続死に対して、登場人物たちが推理合戦を繰り広げる。全編をとおして、ひたすら互いに推理の披露。その内容に…

3度目の正直パルム

今日の金沢は気温10度超えで今年最高。3月中旬並みの高さだったとのこと。外に出たとき「あったかいなー」という実感があった。先日の大雪もどんどん融けていってる。いいぞいいぞ、このまま融けてなくなってしまえ~! 日中、車に乗っていたら暑くなりアイ…

個性的なパンいろいろ、金沢【ノトヒバカラベーカリー】

パン屋さん巡りが続いている今日このごろ、金沢市駅西新町の「ノトヒバカラベーカリー」へ。外観も内装もウッディで明るくて雰囲気がいいなーと思ったら、材木商社が運営しているのだった。この店のパンはパンマルティ(クロスゲート金沢内)というカフェで…

金沢、雪積もりすぎ問題。和菓子を求めて甘納豆かわむらへ。

まったく雪が積もりすぎ。金沢では3時間で21センチ積もって、2月として観測史上最多を記録した。朝起きて、おそるおそる窓の外を見て、予想以上にどっさり真っ白だったときの焦燥感たるや。昨日は出勤前の雪かきがどうやっても間に合わず、車を出すことがで…

「小麦の奴隷」のザックザクカレーパン

金沢市長坂台のパン屋さん、「小麦の奴隷」のザックザクカレーパン。去年のオープン時、ホリエモン氏プロデュースということで話題になった店の看板商品。近くを通ったので寄ってみた。 まわりにクルトンがまぶしてあって、どこを食べてもまさにザクザクのカ…

戦国×ミステリーがばっちりハマる面白さ。米澤穂信『黒牢城』

米澤穂信さんの『黒牢城』読了。ここ数ヶ月に読んだ小説でいちばん好き。 ミステリー各賞を総ナメしていたのでミステリーなんだなということはわかってたけど、歴史小説かつミステリーってどういうことなのか想像もつかず。前知識なしで読み始めたら、これが…

うちの適当バレンタインデー

週末、板チョコを買ってきてブラウニーを焼いた。なみなみと溶かしたバターの中に細かく砕いたチョコを入れて溶かし混ぜる工程に、脂肪とカロリーの夢の競演(あるいは狂宴)を見た。これはもう、リングフィットアドベンチャーを何時間やったって取り返せな…

炊飯器で、ほったらかしパン作り

先週からハマっているもの、炊飯器でのパン作り。図書館でなんとなく目にとまったレシピ本がどれも簡単でおいしそうだったので、すぐに強力粉とドライイーストを買ってきて、レーズンパンを焼いてみた。 こねる工程一切なし、発酵は保温モード、焼くのは炊飯…

【風のマルシェ御前崎】直売所の干し芋が甘くて柔らかくてとまらない

静岡に住む妹から届いた干し芋。年明けのこの時期になると送ってくれる。 いつも、御前崎にある道の駅「風のマルシェ御前崎」で買っているとのこと(名前がすてき)。さすが干し芋の名産地御前崎、ここには干し芋の直売コーナーがある。妹のイチオシは切りっ…

金沢市西念【ビアンベイク】のカヌレが究極においしい

金沢市西念にある焼菓子専門店「BAKE SHOP bien Bake」(ビアンベイク)のカヌレ。友人から手みやげにいただいた。初! 2019年のオープン以来ずっと行きたいと思っていて、一度は店の前まで行ったものの臨時休業で入れず。いつか行きたい憧れのお店になって…

雪深き道を進み、生ホワイトチョコフラペチーノを飲み、読書にふける

週末は予報通りの大雪だった。平地でも、短時間のうちにちょっと引くくらいの積雪量。まちなかの、普通に人通りがあるはずの道も歩行者の姿は少なくて、歩道には30センチほどの新雪がこんもり。どうしても外出すべき用があり、先人の足跡がひとつもない場所…

金沢寺町【坂の上ベーカリー】の焼き菓子ファーブルトンがおいしかった

金沢市寺町にある小さな店「坂の上ベーカリー」。前に一度行って、店のたたずまいも店主の人柄もパンもいっぺんに好きになった。今日やっと再訪、実に11ヶ月ぶり。 棚のレトロ具合がかわいい。 「パンが少なくてすみません、スタッフが育って優秀になってき…

既視感の正体

郵頼していた北海道の風景印が返ってきたのだけど、どうも絵柄に見覚えがあるなあと思ったら・・・ 同じものをすでに持ってた。去年の10月に押してもらってた〜。やっちまった。 こういう重複ミスを防ぐために風景印の所有リストを作ってあるのに、「もう持…

探しものは何ですか

朝、手袋を持って家を出たのに、仕事が終わって手袋をはめようと思ったら片方しか見当たらない。一体どこに消えたのか。 家を出るときはバタバタして超あわてていて、手にはめるヒマすらなくポケットに突っ込んできた。そして出社するまで一度もはめぬままだ…