旅と日常のあいだ

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小川洋子・藤原正彦『世にも美しい数学入門』

無性にゲームがやりたくなって、中古のゲームソフトを買う。が、家に帰っていざ遊ぼうとしたらカートリッジが本体に入らなかった。しょぼん。私が所有する唯一のハードは「ゲームボーイミクロ」なのだが、そうか、いわゆる「ゲームボーイ」用のソフトは遊べないのね。仕方がないので買ったお店で(店員にいやそうな顔をされながら)返品し、よくよく確かめてちゃんと遊べるやつを買ってきた。というわけで、今さら「トルネコの大冒険」をプレイ中。難易設定がどうなってんだか知らないが、ずーーっと同じダンジョンをクリアできずにいる。もう30回はチャレンジしてんだけどなー。っていうか下手すぎ? ここは忍耐あるのみ。

「世にも美しい数学入門」を読む。作家・小川洋子と数学者・藤原正彦の対談だ。

数学の話をしているのに、ところどころにとても詩的な(あるいは哲学的な)フレーズが出てきてハッとした。何かしら美しい法則や規律をもつものは、根幹ですべてつながっているのかもしれない。神様がそこに何か美しいものを隠している、というような意味あいにおいて。

衝撃だったのは、「不完全性定理」というもの。ある数学的命題があったとき、それが「正しい」とも「正しくない」とも判定できない、そんな命題が存在するということが証明されているというのだ。おそらく正しいだろうとされていることであっても、誰も、未来永劫に証明できないことがある、ということ。もしそんな命題の証明に取り組んでしまったら、永遠に解けないループにはまってしまうことになる。それを避けるためには、真偽の判定ができない命題には最初から手を出さなければいいわけだが、恐ろしいことに、「あるひとつの命題が、その真偽を判定することができる命題であるのかどうか、それを判定する方法はない」ということまで証明されている・・・!! 

なんという果てしなさ。なんていうか、宇宙っぽい。うーん、やっぱり哲学だ。

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)

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