旅と日常のあいだ

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読書で危うくときめき死。瀬尾まいこ『優しい音楽』、有川浩のベタ甘小説

最近読んだ本。

 『優しい音楽』 瀬尾まいこ

『塩の街』『空の中』『海の底』『クジラの彼』 有川浩

 

なんだか恥ずかしい感想で困るのだが、読み終わって、「ああ、恋がしたい」とか言ってしまいそうな小説だった。どれも。

特に、『クジラの彼』。作者本人が「ベタ甘のラブロマンス」と明言している短編集で、心の準備をせずに読んだ私は致死量ぎりぎりの甘さにちょっと苦しいくらいだったさ、登場人物の織り成す恋模様に容赦なく胸をきゅんきゅんと締め付けられてね。久しぶりに読書でああいうドキドキを味わって、ものすごく楽しかった。何がよかったって、キャラクター設定がツボに直球だった、これに尽きる。

自衛隊のファイターパイロットで高い飛行技術と強い使命感をもつ彼女。しかも、気が強くて照れ屋でそっけなくて凶悪に可愛いときた。ずるい、無敵すぎ。そんな彼女、私もほしい。

クジラの彼 (角川文庫)

クジラの彼 (角川文庫)

 

有川さんは、人気シリーズ『図書館戦争』が未読なのでまだまだ楽しみは続く。これも恋愛成分がなかなか楽しい様子なので。友人が「私は入り込めなかった」と評していたのが気になるが、まずは一冊読んでからだな。ああー、思いっきりときめかせてもらいたいわ!!

図書館戦争シリーズ 文庫 全6巻完結セット (角川文庫)

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  • 作者: 有川浩
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/09/08
  • メディア: 文庫
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