2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧
裁縫熱がやまず、リカちゃんのドレスがどんどん増える今日この頃。 ドレス作りにおける最後の工程は背中にボタンを付けることなのだが、私はこのボタン付け作業が大嫌いである。それまでの細かい作業はぜんぶ好きなのに、ボタン付けだけは、これだけは、ああ…
最近読んだいろいろ、どれもこれも物申したい感じ。 『乙女の密告』赤染晶子 芥川賞受賞作ということであり、「アンネの日記」を下敷きにした乙女世界の設定ということであり、劇中劇のような入れ子構造でありという、私の趣味嗜好上、惹かれる要素がいっぱ…
『烏有此譚(うゆうしたん)』円城塔 今年も残すところわずかなこのタイミングで出合ってしまった問題作、私にとっての未知なる衝撃、その衝撃波による興奮。表紙に記された文章に「目眩がするような観念の戯れ、そして世界観/不条理文学のさらに先を行く、…
『王妃の離婚』佐藤賢一 安心の一冊。文句なしに面白い! 10年くらい前(だっけな?発行まもないころ)に一度読んで、「離婚裁判をテーマにしてこんなに面白く読ませるなんて」とびっくりした思いが今も鮮明。あの感動よもう一度ってことで再読したら、記憶…