旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

読書記録。桜庭一樹、三浦しをん、火の鳥など

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹 よしよし、期待したとおりの救われなさ。世界は少女にとって無慈悲で、ときにひどく美しい、と。 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) 作者: 桜庭一樹 出版社/メーカー: 角川グループ…

あれは運命だったのか? 穂村弘『もしもし、運命の人ですか。』

穂村弘の『もしもし、運命の人ですか。』を読む。 穂村さんは、私がいちばん好きな歌人だ。この本は、恋愛にまつわるエッセイとも作り事ともつかない文章を集めたもの。語られるエピソードの内容以上に、語られ方がとても魅力的だと思った。具体的概念的な事…