旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


2018-01-01から1年間の記事一覧

2018年、観てよかった映画3作&読んでよかった本5冊

2018年も残りあと3日となった。年がかわることに対して感慨も実感も特になし。年賀状は早めに出し終え、おせち料理は出来合いのものを数品購入済み、トイレもお風呂も台所も普段から掃除しているから大掃除は省略、って感じのゆるゆるな年末だ。 今年の手帳…

クリスマスは終わったけれど、クリスマス&ぽすくまの小型印

東京目白の「切手の博物館」でクリスマス期間限定の小型印が出ていたので郵頼。日替わりのデザインのうち2種類をお願いしたのだけれど、どちらのもめちゃくちゃかわいいよ~。 12/24バージョンは、いちごのクリスマスケーキにぽすくま。切手は2017年冬のグリ…

2018年の私的第一位、森見登美彦『熱帯』感想

森見さんの新刊(2018年11月)、『熱帯』を読み終えた。 最後まで読み終えた人が誰もいないという幻の本『熱帯』の謎をめぐる壮大な物語。冒頭には作者である森見さん本人が登場して『熱帯』の謎に迫ろうとするのだが、同じく『熱帯』にとりつかれた人物たち…

野菜を買うと、野菜をもらってしまう法則ってなんだろう

店で野菜を買ったすぐあとに、畑で採れた野菜をいただく、ということが続いている。採れたて野菜をもらえるのはもちろん嬉しいけど、同じ野菜がたまってくると使い方に悩む&焦る。二人暮らしの家には、大根2本とかキャベツ2玉とか白菜2玉とかは有り余る量な…

棋士羽生さんとか、将棋の風景印とか

昨日から話題なのが、棋士の羽生さんが竜王戦に敗れて無冠になったというニュース。勝てば「タイトル100期」、負ければ「無冠」っていう、こんなにも印象の落差が大きくてニュースにしたくなるような舞台設定での対戦ということ自体が、羽生さんのスター性を…

クリスマスのシュトーレンが、クリスマスまでもたない予感

ナッツやドライフルーツをどっさり入れたドイツ発の焼き菓子シュトーレン。日が経つにつれ味がよくなるので、その変化を楽しみつつクリスマス前の数週間をかけて少しずつ食べるもの、ということになっている。実家では母が毎年焼いており、家族みんながシュ…

【オフク】のケーキと、直木賞候補の発表(森見さん推し)

年明けに選考される直木賞候補5作品が発表された。そのうちの1つが、今読んでいる森見さんの『熱帯』。読み始めたときには想像もつかなかった広がりと構成を見せながら残りはあと50ページほど、このあとどうやって物語が収束するのか、まだまだドキドキしな…

窯焼きピッツァを求めて金沢香林坊【サリーナ】へ

この一ヶ月ほど無性に窯焼きピッツァが食べたくて、自宅ホワイトボードのやりたいこと欄に人気店である「サリーナ」と書き込んで眺める日々。その願いをかなえるべく、先日金沢市のサリーナへ行ったのだった。 2018年6月に金沢市郊外から香林坊に移転して、…

丁寧な暮らしには遠いけれども、「アンドプレミアム」まとめ買い

好きな雑誌のひとつ、「アンドプレミアム」。書店で見かけて興味のあるテーマだったら買う、くらいのゆるさで集めていたのだけれど、中古のバックナンバー20冊くらいがお値打ち価格でまとめ売りされていたので一気に購入した。歯抜けだし、すでに持っている…

浅草ペリカンの食パンは今日も美味しかった

東京出張から帰ってきた夫の手に、ペリカンの食パン。マジですか、あなたは神ですか? こんな嬉しいおみやげは他にない(いや、ハーブスのケーキと同率一位かな)。 堂々たる2斤サイズ。四辺のサイズは一般的な食パンより小ぶりだけど、生地がみっちり詰まっ…

スタバ店員さんのレシピ間違いと、森見登美彦『熱帯』と、かわいい雑貨店

読書にふける目的でスタバに行く。いま、先月(2018年11月)発行された森見登美彦の「熱帯」を読んでいるのだけれどこれがすこぶる面白い。語り手がくるくる変わり、入れ子構造がどんどん深まっていき、先の展開がまったく読めない。口調もテンポも好みで読…

パフェにカヌレにホットケーキ、スイーツ好き歓喜の切手が出るよ

切手を見たり集めたりするのが好きなので、切手発行スケジュールのページをかなり頻繁にのぞいている。多いときは1日に2回くらい見ちゃう。そんなに更新されないのに。 そんな中、2019年2月1日発行の「スウィーツ」切手がめちゃくちゃいい。私の身体中の琴線…

ただただインドアな週末計画

身辺の変化とそれに伴う生活環境の変化があって、「おつかれさま」と「この先ファイト!」の意味でお花をいただいた。黄色とかオレンジっぽいピンクとか、どれも私の好きな色。冬の室内が明るくなる。ふと花に目をやって、ああかわいいなあと思って癒やされ…

チョコ系ケーキが特におすすめ、野々市のケーキ店【サンニコラ】

野々市のケーキ店「サンニコラ」では年に一回「サンニコラの日」というイベントがあって、この日はケーキが全品20%引き。我が家のカレンダーには12月2日の欄にでかでかと「サンニコラの日」と書き込まれており、今か今かとその日を待ちわびていた。 当日、…

最近気になる本、月刊「たくさんのふしぎ」

月刊「たくさんのふしぎ」(福音館書店)のバックナンバーを衝動買い。一冊まるごとタータンチェックの特集にめちゃくちゃ心惹かれた。「好きな模様はなんですか」って聞かれたら即答でタータンチェック!な私だ。 すてきなタータンチェック (月刊たくさんの…

南極旅行25 アメリカから帰国、そして旅の終わり

日本~アルゼンチン~南極~アメリカと巡ってきた旅も最終日、3月2日にサンディエゴ空港から成田へ帰る。船と飛行機の連続乗り継ぎで体が若干ゆらゆらだけど、気持ちは元気。なんといっても次に乗る飛行機はこの旅のなかでも一番か二番目に楽しみにしていた…

かぎ針編みに熱中しすぎ

一ヶ月前から急激にはまっているのが、かぎ針編み。秋冬の夜長に手元でこまごまと進められる何かがほしいなあという気分にぴたりと合致した。これまでずっとミシンがそうだったのだけどちょっと飽きてきて、ていうかリカちゃんの服を数百枚作りためてしまい…

フラペは飲みたし腹痛は避けたし、でも後悔はしていない

ホワイト チョコレート スノー フラペチーノ(ホイップ多め) 11月下旬にしては暑いくらいの気温だった先日、今なら冷たいフラペチーノもおいしく飲める!と思ってフラペチーノを注文する。お腹が冷えることを恐れて温かいラテを選びがちなこの季節でも、気…

無印良品週間、本命商品は買えなかったけどクッキーを大人買い

もう長いこと無印良品のまつ毛カーラーを愛用しているのだけど、最近の不満は替えゴムの入手が困難になったこと。家のストック分がなくなったので2、3店舗に見に行ったが置いてなかった。今たまたま店舗在庫がないだけなのかなーと思っていたが、店員さんに…

プリンとホットケーキづくり(余った卵白の良い消費方法が知りたい)

生卵をたくさんもらう機会があり、消費が追いつかないのでプリンを作った。卵4つでココット皿+マグカップ6つ分。初めてのわりに非常においしい仕上がりだったのはいいのだが、作る途中で気づいた重要事項があって、「プリンには卵黄しか使わない」ってこと…

『思い出のマーニー』に、読書の記憶や憧れの気持ちを思い出す

『思い出のマーニー』(ジョーン・G・ロビンソン)を読み終えての感想。ジブリの映画は観ておらず、設定もストーリーも知らないまま。冒頭で登場する少女がアンナという名前だったので「あれっ、主人公はマーニーではないの?」と思ったが、このアンナがやが…

渋皮煮を作り、栗の季節を満喫中

先日、小布施に行ったとき(ぶらり長野旅、紅葉と竹風堂の栗おこわと戸隠うずら家のそば)に買った生栗のうち、30個ほどを渋皮煮にした。もう皮むきの手間も怖くない! 私には栗くり坊主という強い味方がいるからな。 うーむ。筋の部分(色の濃いところ)が…

日本庭園を見ながらお茶&甘味、金沢【茶菓工房たろう】

おやつの時間に友人と甘味処へ。金沢は長町、武家屋敷界隈にある茶菓工房たろうへ行く。金沢駅にもお店があるけど、喫茶スペースを併設しているのは長町のほう(店名は鬼川店)。池のある日本庭園に向かってカウンター席が10くらい、静かで落ち着いていてよ…

南極旅行24 サンディエゴで気ままな街歩き

3月1日、アトランタを発ってサンディエゴに着いたのは13時20分。今日はサンディエゴ泊、明日午前に成田行きの飛行機に乗る。 サンディエゴ空港。ここからホテルまではタクシーで。サンディエゴでは特別な予定は入れず街をぶらぶら。 ホテルは海沿いにあった…

ぶらり長野旅、紅葉と竹風堂の栗おこわと戸隠うずら家のそば

11月はじめに長野県へ行った。小布施で栗ごはんを食べ、戸隠でそばを食べる。穏やかに晴れた暑くも寒くもない日、ちょうど紅葉がきれいな時季で散策にぴったりだった。長野は初夏も雪景色も素敵だけど、秋の日もまた風情があっていいなあ。 小布施町内の小道…

スタバの限定ドリンクに、あの頃のクリスマスを思い返す

11月1日から始まった、スタバのホリデーシーズン限定ドリンク「クリスマスストロベリーケーキミルク」。電車を待つあいだに小一時間ほど休みたくて、でもお腹いっぱいになるのがイヤでショートサイズにした。普段ならば少なくともグランデサイズ&エクストラ…

北極の夜を越え、4か月ぶりに見る太陽とは。『極夜行』角幡唯介

『極夜行』角幡唯介 数年前から妙にはまっている、探検家で作家の角幡さん。『極夜行』は2018年2月発行で、昨日11月8日にノンフィクション版本屋大賞の第1回受賞作に選ばれた。やったねえ角幡さん! この本について著者本人が「評判はいいし各所で取り上げら…

栗の皮むき器「栗くり坊主」が頼もしすぎて、もっと早く買ってればよかった

先日買った栗の皮むき器を初めて使ってみた。おもしろいように皮がむけて、これはもう革命的。今までの人生で栗むきに費やした時間と労力のすべては何だったの……って呆然としてしまうくらいだ。皮むき作業が、「栗ごはんを楽しむために避けては通れない苦役…

秋の実り、りんごケーキと洋梨ジャムを作る

りんごをたくさんもらったので、りんごケーキを焼く。大玉のりんご1個半を厚さ5ミリにスライスし、砂糖とほんの少しの水で煮て、直径22センチの丸型に並べたところに上から生地を流し込む。オーブンで40分ほど焼いてできあがり。型をひっくり返すところが最…

冲方丁『天地明察』感想。江戸時代の改暦プロジェクトに胸が熱くなる

冲方丁『天地明察』 江戸時代に、それまで800年にわたって使われてきた中国由来の暦を改め日本独自の暦を作ろうとした学者・渋川春海(=安井算哲)の物語。春海は職業としての碁打ちであり、かつ数学、天文学、暦学に通じた人物。まだまだ精密な望遠鏡とか…