旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


金沢で和菓子作り、栗ごはん、中秋の名月

県外から遊びに来た妹と、金沢市内をぶらぶら。足の向くままに、尾山神社、兼六園周辺、しいのき迎賓館、歴史博物館あたりを歩き回った。10月にしては日射しが強く気温が高め。半袖で「暑い暑い」って言いながら、ソフトクリームで休憩するような天気であった。なかなか秋がこない。

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尾山神社を抜けて金沢城公園へ向かう橋。秋空というより夏空。

さて、この日は観光物産館での和菓子作り体験を予約しておいた。私は何度かやったことがありそのたびに楽しくて、事前に妹を誘ってみたら「やってみたい!和菓子食べたい!」ということだったので。体験用の大部屋に金沢市内の和菓子職人さんが出向いてきて、実演を見ながら上生菓子を3つ作る。所要50分間くらい。それとは別に、おみやげのお菓子と物産館で使える買い物券500円分が付いてきて1700円。(ちなみに5年ほど前に体験したときは1230円だった。今思うと安すぎる。値上げ率の凄まじさよ…)


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指定された席に1人分ずつ計量された材料と道具が準備されている。色のついた練り切りはまるで粘土みたい。これで3つ分。ビニール手袋をはめて作業開始。こねて丸めてのばして、茶巾絞りをしたり、ざるでこしたり。

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完成品はこちら。我ながらいい出来栄えだ。左から、紫式部(という名前の植物がある)、秋桜、菊花。秋桜は、中心から外側に向かって、白→ピンクのグラデーションになってるのがポイント。花びらの先端をつまみ上げて引っ張るのが思った以上に繊細な作業で、難しくもあり楽しかった。妹が作った3つは同じものなんだけども違う表情で、手つきや個性が表れるのがおもしろいね。奥の「あんのん」はおみやげ。今日の先生だった和菓子店「うら田」のもの。

和菓子は持ち帰って、家でゆっくり食べた。我が家の6歳児からは「うまい!大好き!おいしさレベルは100万、いや1000万点」とのコメント。高得点いただきました~。

 

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夜は栗ごはんを炊いた。今シーズン初。


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妹を見送りに外に出たら、折しも中秋の名月であった。日中はまだ暑さが残っているけれど、月や栗ごはんや和菓子の意匠は、確かに秋の装い。

▼12月のこのときは「柚子」「初雪」を作った

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