旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


小1の、あることないこと日記

10/4 土

家をでて道を通ってうどんやさんに行く。うどんやさんでは、ひえたうどんを食べる。姿を変える食べ物ずかんで大豆の事を調べた。13:50にごはんがおわった。父だけ少し遅れた13:53に終わった。今としょかんに向かっている。としょかんでは父のみとしょかんの中に入った。そのあとじどうかんでは色々する。そしたらじいちゃんばあちゃんちに行ってプリンを食べた。そのあとうちに帰って風呂に入った。しかでもらった、はブラシではみがきをしてねた。ねてる間は母が風呂に入った。ねている時に母はリビングでせんたく物をたたんでいた。朝は6:00のアラームをかけ忘れた。夜8:00に風呂に入ったが、8:32に風呂をでた。

昨日の予定には、少し忘れごとをした。けっきょくそのわすれごとは今日した。今日はなかなかいそがしいことがあった。毎月10月4日は毎週必ず会社にいかないといけないことがある。10月4日は会社でかなりつごうの良いことをネコちゃんにいわれた「今日は楽しかったね、こんど◯◯ちゃんが作ったレゴのいえでいっしょにあそぼうね。」といわれた。しかしそのこんどとは11月6日のことだった、あっとおどろいて「本当?」ときいた。ネコちゃんは「本当」といった。僕はちがうとおもった、なぜならば、11月6日はかいしゃの文化祭でヨーヨーすくいにいくつもりだ。ヨーヨーすくいでは2~3こすくいあげることをたのしみにしていた。他にはきんぎょすくいもしようとしていた。きん魚はもちかえることができる。文化さいをまっている。

小学一年生の我が子が書いた日記(実際は手書き)。漢字や句読点は原文ママ。あまりにも独創的ですばらしいと思ったので記録しておく。

前半、事実をやたら詳細かつ写実的に述べている(うどんを何時何分に食べたとか、自分が寝てる間に母は洗濯物をたたんでいたとか)と思ったら、後半でテイストが急変。日記のふりをした創作物語が始まる。「会社の文化祭」って何だ? 設定に奇妙な味わいがあって、ショートショート的な面白みを感じる。

ちなみに小学校に文化祭はないし、現実の11月6日には何の予定もない。ヨーヨーすくいをしたこともない。この発想と語彙はどこからきたんだろう。ネコちゃんのセリフに対して〈僕はちがうとおもった、なぜならば~〉という冷静さと、そのあとの展開が巧み。締めの一文もいいよ。こんなにもセンスあふれる散文をすらすら書いてるうちの6歳児、たぶん天才。