旅と日常のあいだ

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金沢で和菓子を作り、夜の兼六園を散歩する

先日友人たちと、和菓子作り体験をした。石川県観光物産館にて。

金沢市内にある和菓子店の職人が先生になって、40分の間に3つの上生菓子を作る。席にはあらかじめ分量どおりの材料(あんこ)と道具(ふきん、割りばしなど)が用意されていて、先生の手元が映し出されたモニター映像を見ながら、それを真似してあんこを丸めたり、ふきんでキュッと絞ったり、割りばしの先で模様をつけたりする。お手本とはちょっと違う形になっても、できあがった上生菓子はぽってりとして可愛らしい。作業の楽しさにも仕上がりにも満足。

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おのおのの和菓子に愛着を感じつつ、館内にあるお茶処に移動。できあがった和菓子を持ち込んで、抹茶と一緒にいただくことができるのだ。3つ作ったうち、私は「ゆず」の名前がついたものを食べた。おいしい。ちなみに柚子の味はしない。ゆずの色や形や季節感を愛でるのです。

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この日、11月も終わりの日に作ったのは、ゆず、冬の山、初雪の3種類。

手作り体験3つ+おみやげのお菓子付きで1230円。物産館の物販店で使える500円のチケット付き。とてもお得だと思う。喫茶の抹茶は400円で、これはチケットが使えない。季節によって和菓子のお題が変わるから、いろんな時期に行ってみたい。

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夜は兼六園のライトアップを観に行く。ライトアップ期間中は入園無料。風のない水面に雪吊りや紅葉の木々が映り込む美しさに見とれた。

ライトアップされた雪吊りをバックに自分たちの写真を撮ろうと、ふたりはスマホのライトで上から下から顔を照らしひとりは腕を伸ばしてシャッターを押すという試みを何度か行った。顔が大写しになって雪吊りが画面に入らなかったり、不気味な方向からライトを当てられて顔の陰影がすごいことになったり、そんなのばっかり。あとで写真を見返すと、情緒はないけれど面白いのがいっぱいで、これはこれでまあいいか。そんな秋の日でしたとさ。