２０２４年本屋大賞の結果が発表された。期待どおりに成瀬が大賞、しかも圧倒的。うれしい〜。個人的に一番推していたのが『成瀬は天下を取りにいく』。今期は文句なしにこれだよね、成瀬が取らずに一体どの作品が取るんだよというくらいなので、全国書店員のセレクトに深く共感&納得。あぁ、おめでとう。作者の宮島さんもだけど、ぜひ成瀬本人のコメントが聞きたいところ。
結果
1位『成瀬は天下を取りにいく 』宮島未奈 525.5点
2位『水車小屋のネネ』津村記久子 411点
3位『存在のすべてを』塩田武士 403点
4位『スピノザの診察室』夏川草介 340点
5位『レーエンデ国物語』多崎礼 263点
6位『黄色い家』川上未映子 258.5点
7位『リカバリー・カバヒコ』青山美智子 227点
8位『星を編む』凪良ゆう 172点
9位『放課後ミステリクラブ 1 金魚の泳ぐプール事件』知念実希人 148点
10位『君が手にするはずだった黄金について』小川哲 131.5点
私の事前予想はこちらでした（職場の裏紙）。10冊中5冊が未読だけどな。
ここ数年、職場の本好き氏と順位予想を披露しあうのが恒例で、氏は「成瀬の良さがあまりわからない。存在のすべてをかスピノザが大賞だろう」と予想していたが、フフフ、私の見立ての勝ちだったな。ネネも相当よかったのでどちらが上位か迷ったけど、成瀬の勢いが上回った。明るくて楽しくて魅力的、唯一無二のキャラクター性。成瀬は続編が出たばかりだから、書店としてはセットで売りやすいという思惑もあるね。
