県外の友人に贈るお菓子を選ぶべく、金沢の和菓子店、柴舟小出(しばふねこいで)へ。お彼岸限定の三種のおはぎがかわいくて、自宅用に衝動買いした。その名も「春の子餅」。鮮やかな黄色の包み紙にうきうきする。
きなこ餅、ぼた餅、草餅。あんこはすべて粒あんだった。粒あん派なのでうれしい。
春の和菓子は桜やうぐいすや菜の花を思わせる色合いのものが多くて、どれを見ても明るくほどけるような気持ちになる。春分の日が近づいてきて、いよいよ昼のほうが長くなっていくわけで、もう春はすぐそこだと信じられる。といってもまだまだ寒くて、石油ファンヒーターをつけた部屋でフリースを重ね着しながらこれを書いているけれども。