旅と日常のあいだ

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氷室饅頭の日

金沢において、本日7月1日は「氷室の日」。無病息災を願って氷室饅頭を食べる。和菓子店には数日前から「氷室饅頭あります」の張り紙やのぼり旗が出され、我々は「さて今年はどの店で買おうかな」とそわそわ。「氷室商戦」なんて単語もあるくらいの、和菓子界隈における初夏の一大イベント。

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紅白緑の3色があって、中はこしあんだったり粒あんだったり。我が家では金沢市【中嶋冨貴堂】と野々市市【いそや菓子店】のものを買ってきた。氷室の焼き印…に見せかけて、どちらもパッケージに印字してあるタイプだった。合理的というかなんというか。

食べ比べてみると、皮の厚さ、ふかふか加減、酒の香りの有無などに違いあり。店の数だけ氷室饅頭があり、あとはもう完全に好みの問題である。いそや菓子店のは皮が厚くて食感モフモフ、ひとくち食べて「パンみたい!」と感じたのだけど、食べてるうちにくせになる味で好きだった。おいしくて無病息災がかなうとはうれしい話。