旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。



中身は秘密の「はてなパック」と、バターが香る1冊

週に一度は行く図書館で、貸出図書のおもしろい企画をやっていた。その名も「はてなパック」。紙袋にテーマが書いてあり、図書館員が選んだ本が1~3冊入っているというもの。袋を開けるまで中にどんな本が入っているのかはわからない。

「手紙」「災害」などいろいろのテーマがある中でも、妙にユニークで気になった「乳製品を愛する人へ」というのを借りてみた。中身の予想がつかなくておもしろそうなのと、単純にバターや生クリームが大好きだから。乳製品のなかでも、とくに乳脂肪ラブ。

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作った人も楽しんでるなーって感じの切り貼りがいい。「ズキューン」の書体もかわいいよ。

通常の貸し出しでは手元のカードに本のタイトルが印字されるのだけど、このはてなパックはカウンターで特別な貸し出し手続きをするため、何も印字されない。したがって、「紙袋を開ける前に、カードの印字で中身がバレちゃったよ~」という不幸は怒らない。家に帰って開封するときまでワクワクする気持ちが続くのだった。

さて、いざ開封。

……3冊ぜんぶのタイトルはここには書かない。明かしてしまったら「はてなパック」のミステリー性が薄れてしまうから。ざっくり言うと、タイトルに乳製品の名前を含む小説と、牛乳飲料の歴史解説と、バターの本だった。ジャンルもテイストもばらばらで、なるほどなあという選択の妙。

「バターの本」はそのままタイトルで、日本各地のバターを徹底紹介した読みもの。バター好きとしては琴線に触れまくり。本の中に乳の香りと甘みとコクが詰まっていて、眺めていると幸福感がおしよせてくる。バターのかたまりをかむのも幸せだし、トーストの上でじゅわっと溶けてるのを吸うのも幸せ。あー、おいしいバターをポチッとお取り寄せしたくなる衝動。

バターの本 日本のおいしいナショナルバター&クラフトバター

バターの本 日本のおいしいナショナルバター&クラフトバター

  • 発売日: 2019/09/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

はてなパックは好評だったようで、一週間後に図書館に行ったらすべて貸出終了になっていた。またいつか次の企画があったら借りてみよう。