コーヒーを飲むのが好きで、1日2回はやかんでお湯を沸かしてハンドドリップ……していたのは過去の話。子が生まれてからはそうもいかなくなった。昼寝している間を見計らってコーヒー休憩といきたいところだけど、ほかにもやりたいことがたくさんある&我が子の昼寝時間は長くても30分くらい(同じ月齢の赤ちゃんと比べて短いほうだと思われる)。限りある時間を有効に使うため、最近はハンドドリップではなくコーヒーメーカーにまかせがち。
が、たまに気持ちの余裕ができたときにはハンドドリップでぽたぽたやりたくなる。そうやってコーヒーを入れると、香りもいいし気分もいい。お気に入りの本があればなおよろしい。
今日はそんな瞬間が訪れて、お湯を沸かしてコーヒーをいれた。牛乳もいれてなみなみのカフェオレに。お供に選んだのは、ホシガラス山岳会(山が好きな編集者・ライター・写真家・スタイリストなどの集まり。彼女たちが出している本はコンセプトもテーマも装丁も大好き)によるエッセイ&写真を集めた「最高の山ごはん」。
ぱらぱらと眺めながら、自分がこれまでに行った山のこと、そこで作った山ごはんや山小屋の食事のこと、山道を歩きながら食べるおやつのことなどを、そのときどきの風景や感情とともに思い出していた。あー、また山に行きたい。次に行くときはこの子も一緒なのか、それって何年先のことなのか。そんなことも考えつつ読書にふけりたかったけど、このとき我が子の昼寝はものの15分ほどで終了。カップのカフェオレを半分飲むひまもなかったわ。おーい、もっと寝てくれよ。
それとは別に、今日のおやつのさつまいももち。鶏のつくねではありません。昨日作りだめしたさつまいものマッシュ(ありあまるじゃがいも及びさつまいもに向き合う秋 )に片栗粉を混ぜて焼き、砂糖醤油を煮詰めたみつをからめた。大学いもみたいな味。おやつというか、食事の一品として出てきそうな見た目と量だけれどもね。おいしかった。