旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


新竪珈琲大作戦、たろうのあんぱん、犀川沿いで大河ドラマトーク

金沢市の新竪町商店街で開かれたマルシェイベント「新竪珈琲大作戦2022」に行ってきた。普段なら端から端まで10分もかからない通りだけど、今日は店のテントとお客さんがひしめいてまっすぐ歩けないほど。日傘を開くのもはばかられる人出の合間を、ゆるゆると散策した。

開始は10時、いくつか目当てのパン屋さんがあったものの11時30分すぎに到着したらすでに完売・品薄のお店がちらほら。うすうすそんな予感はしていたが、それにしても最近の世の中、パンと焼き菓子の人気が高すぎやしませんか。

そんな中、好きなパン屋さんのテーブルを発見。金沢市寺町の坂の上ベーカリー。

坂の上といえばこれ!という人気商品「たろうのあんぱん」を買うことができた。粒つぶナッツがてんこもりのピーナツバターサンドも。

イベント名が「新竪珈琲大作戦」というとおり、コーヒー専門店やカフェがたくさん出ている。あちらこちらでハンドドリップを入れており、通り全体にコーヒーのいい香りが漂っていた。なんて素晴らしい。しかし季節外れの夏日で日差しも強い昼間、お湯と人波と熱気によって商店街の気温は周辺より3度くらい高かったんじゃなかろうか、マジで。私など10月半ばなのに半袖ブラウス一枚、それでも暑くてホットコーヒーを飲む余裕はなかった。目に留まったテントでアイスカフェモカを購入。そしてパンと一緒に食べるため、犀川の河川敷に移動。商店街内にはイートスペースがあまりなかったので。

というわけで友人とふたり、橋の下にレジャーシートを敷いてパンランチ。日陰だし、流れと風が心地よくて涼しいし、最高。

ツヤッツヤで粒の立った練りあん。そんじょそこらのあんバターとは格が違う!って感じの存在感で、今日もやっぱりおいしかった。ピーナツバターサンドもぺろり。あ、カフェモカもおいしかったです(コーヒーイベントなのにコーヒーの写真なし)。

友人Sちゃんは、大河ドラマ(鎌倉殿)に激ハマり中とのことで、面白いから見るべきだと熱弁。彼女は定期的に、わりと重度の将軍萌えを発するタイプである。私は初回からハードディスクに貯めっぱなしで見てないというと、「あの名シーンやあの展開やあの演出をまだこれから経験できるとは、なんてうらやましい!!!」と言われた。で、後鳥羽院とか実朝とかの話題から百人一首の話になり、Sちゃんが言う下の句を聞いて私が上の句を述べるという知的遊戯が繰り広げられるなどした。

こんだけ貯めちゃうと見る時間を捻出できないという私の弱気に対しては、「1.3倍速かつ字幕にして、冒頭3分のタイトルと後ろ5分の紀行を飛ばせば1話実質30分かからない。これなら余裕だから!」との助言。Sちゃんはいま、彼らの足跡をたどるべく修善寺に行きたいそうだ。実朝の名前を口にするときはちょっと本気ではにかんでるふうだったし、ハマりっぷりが見事である。Sちゃんの熱量が高いうちに思いを共有したい気持ちもある。どうにか見たいが、追いつくかなあ~(まだ弱気)。

 

▼大好きSちゃんとの時間はいつも間違いなく愉快なので、過去旅の記録を貼っておく。(当初のパンとコーヒーからだいぶそれてるな)