旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


のんびりした雰囲気がちょうどいい。富山県の魚津水族館へ

GW後半の2日目。前日から子どもが水族館に行きたがっており、富山か福井か迷ったすえに、富山県の魚津水族館に行くことにした。石川県に住んで6年が経とうというのに、おとなり富山県を目的地として出かけるのは初めて。そして、十数年にわたるペーパードライバー歴を返上しようと車の運転に取り組んでいる私の、初めての北陸道ドライブ。ひえ~~~。なんとか、車も家族も無傷でミッション完了。成長したわ…!

 

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北陸道の呉羽SAを出て魚津に向かうところ。劔岳や立山連峰がどーんとそびえており、雄大さと美しさに写真撮りまくり。山々を見てうっとりと憧れるこの気持ちを久しぶりに思い出した。ああ~、夏山にのぼりてえええぇぇ。(この写真は、夫の運転時に後部座席から撮ってる)

 

魚津水族館に到着。なんと、現存する水族館では国内最古。営業開始は大正2年ですって。110年以上前というからものすごい歴史だ。何度か建て替えているらしいが、なんともレトロという、昔ながらの雰囲気がぷんぷん漂っている。入館料は1000円で、このご時世にクレジットカード不可だった。レトロが過ぎる。

展示方法に派手さはないけれど、説明パネルがとてもよくて見入ってしまう。手作り感満載、情報量多め、親近感わきまくりなテイスト。水槽との距離や目線が近くて、いきものたちをすぐ目の前に見られるところもいい。全体的に「古き良き水族館」という印象だけど全然ネガティブな意味ではなく、いきものにもスタッフにも親しみがわいてくるような。

こんなお詫びをされたら許しちゃうよ~。人力で波!!!!笑笑

 

へえ~~~!

 

トンネル水槽での餌やりタイム。ダイバーがかごの中のえさ(魚)をまく。魚たちが殺到してもみくちゃ。すごい迫力。エイが懐いているようで、ダイバーの手から直接ごはんをもらっていた。かわいい。

 

バックヤードを見られるコーナーもある。さきほどのトンネル水槽の上部にあたる部分。普通だったら有料&スタッフ監視で公開しそうなこんな部分も、順路に沿って勝手に見学できる。おもしろい。

めずらしい展示としては、深海生物リュウグウノツカイの剥製や標本があった。期間限定でホタルイカの特別展示をしていたのも富山県らしい。

館内はぐるっと回って1時間半くらい。実にちょうどいい。広すぎると子どもは飽きてしまって最後は駆け足になりがち、そして全部は見きれなくて不完全燃焼になりがちなんだけど、ここはジャストサイズだった。いろいろ見られて楽しかったね~!という満足感と集中力と体力が、出口でぴたりと一致する感じ。いやあ、いいあんばいで満喫しました。子は、ダイバーさんの餌やりと、ペンギンと、ブラックライトを当ててサンゴを発行させるコーナーが気に入ったみたい。魚津水族館、おすすめ。近代的とか映えとかでは測れない魅力があるね。

 

屋上からは、こちら側に山並み、振り返れば日本海というすばらしい展望。私は山ばかり見てました。ちょうど目の前が田んぼで、しかも水が入った状態でのコラボレーションは一年で今だけ。いい時期だな、いい眺めだな~と堪能した。いつか立山に行きたいなー、登山は無理でも周辺を散策したいなあの思いがふくらんだ。

魚津水族館のサイト

このあと、石川県に帰る前に寄り道。世界一美しいと言われるスタバへ。

www.tabitoko.com