旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


大人気の北海道銘菓「生ノースマン」。新千歳空港で買って食べてみた

7月中旬、3泊4日で北海道に行ってきた。札幌、旭川、富良野を回って、見たもの食べたもの書きたいことがてんこもり。

しかし! 何よりもまず初めに書いておきたいのは、「生ノースマン」。夢にまで見た人気商品をとうとう買えた。大行列も覚悟していたが、結論から言うと、土曜日の正午前に新千歳空港の千秋庵で買えた。行列5人くらいですんなりと。

生ノースマンは、昨年登場した新スイーツ。千秋庵というお店のもので、パイ生地であんこを包んだ「ノースマン」というお菓子が昔からあり、そこに生クリームをプラスしてアップデートしたのが「生ノースマン」。発売すぐに話題になり、地元民のあいだでも大人気、売り場には開店前から行列ができるという。販売店はわずか2店舗、札幌大丸と新千歳空港のみ。要冷蔵で日持ち3日間、通販なし。この入手困難さと希少性が、購買欲に拍車をかけてくる。

そもそも私がノースマンを知ったのは偶然のこと。今年3月に東京に行った際、旅行支援クーポンを使い切るために羽田空港内をうろついていて、北海道みやげの店でたまたま見かけてジャケ買いしたのが出会い。それまでノースマンの「ノ」の字も知らなかったのだけど、シンプルかつ個性的なデザインが目を引いて、パイ生地とあんこの組み合わせもおいしくて、強く印象に残ったのだった。

そのときのパッケージがこれ。北欧チックでかわいい。

その後、ノースマンを検索して生ノースマンのことを知り、爆発的な人気だという新聞記事を読み、興味がふくらむ一方。ああ生ノースマンを食べてみたい、北海道に買いに行きたい……となり、ついに、7月の北海道行きが実現したのであった。

 

前置きが長くなった。そういうわけで、生ノースマンへの熱い想いをたぎらせながら新千歳空港に到着。着いたのは13時すぎ、一刻も早く売り場へ!と、預け荷物の受け取りと子どもの見守りを夫に託し、私ひとりターミナルビル2階の札幌千秋庵へダッシュ。あったあった、あの冷蔵ケースの中に…!!

近づいてみたら、からっぽだった! まあ、なんとなくそんな気はしてた。

この場はすっぱりあきらめて手ぶらで戻る。旅行中も生ノースマンが気になっていたけれども、札幌大丸で並ぶ機会はないまま。最後のチャンスとして、帰りの新千歳空港に賭けることに。で、前述のとおり、昼の12時前に店舗に行ったら現物があった。4個入り980円(バラ売りなし)。希望者には有料の保冷バッグもある。

f:id:lovestamp:20230717131944j:image

これが生ノースマンの専用箱。箱には「生」とは書いてないのね。飛行機でコーヒーを受け取ったタイミングでおやつタイムとする。いそいそと箱を取り出したら、CAさんがサッとおしぼりを渡してくれた。

f:id:lovestamp:20230717131928j:image

こっちには「生」って書いてあった。見てよこの潔いパッケージを。色使いもいい。

f:id:lovestamp:20230717131954j:image

パイ生地の中に、しっとりしたあんこと、ふわふわでミルク感のあるクリーム。写真の撮り方がうまくなくてつぶれて見えるが、実際はもっとクリームの高さがあってふんわりしてるし、食べたときに意外なほどボリュームがあった。クリームはしっかりコクがあっておいしい。ああ、買えてよかった……!

f:id:lovestamp:20230717132006j:image

一緒に買った、生じゃないノースマンたち。これらは1個単位で買えて常温保存可。写真つきの「とうきびあん」「みるくあん」は本店・空港限定品。中身がわかるし「北海道」って書いてあるから、おみやげに配るのに最適。でもデザインの素敵さでは、ベタ塗りの十字モチーフがたまらん。水色✕黄色は期間限定の「塩レモン」。自分用。

以上、生ノースマンへの期待と実際に買えた喜びを、熱量のあふれるままに書いておいた。ほんとに半年前には名前も知らなかったのに、いまや私の中でいちばん熱い北海道みやげになっている。今後、新千歳空港に行くたびに買いたい。また食べたい。そうそう行ける場所ではないし、まとめ買いできるタイプのものではないところに、旅先ならではの楽しみがあっていいんだよね。

▼旅の本編はこちら。ラベンダー畑、旭山動物園、花まる、スープカレーなど。

www.tabitoko.com