旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


北海道旅① 子連れでエスコンフィールドを満喫。プレイランド入場券で野球観戦も。

楽しくてあっという間だった北海道旅行振り返り。4歳の子どもにとっては初めての北海道、私は2016年の函館以来。(←静岡から北海道まで青春18きっぷで鈍行を乗り継ぐという、なかなかにマニアックな旅だった)

今回は3泊4日で、行きも帰りも新千歳空港。旅行を計画した5月半ば時点で、飛行機も札幌のホテルもびっくりするほど空きが少なくなってた。ちょっと奮発していいホテルに泊まっちゃうか!なんて浮かれている場合ではなく、部屋がとれるかどうかが大問題。コロナによる制限がなくなったうえに海の日連休を含んだハイシーズンとなると、こんなことになるのね。

ああでもないこうでもないと旅程案をこねくりまわし、なんとかホテルを確保。レンタカーも軒並み出払っており予約できず(そんなことあるんか!)、バスと列車を駆使することに。荷物の持ち運びや時間の縛りがネックになるけれども、幸い、我々家族は人並み以上に公共交通機関が好きなので(?)問題なかった。

さて初日、13時すぎに新千歳空港に到着し、まずはうわさの「生ノースマン」を買いに走る。しかし冷蔵ケースは完売のからっぽで…というのは前の記事に書いたとおり。(帰りの新千歳空港で無事に購入できた)

この日の予定は、新しくできたばかりのボールパークFビレッジ(エスコンフィールド)に行くこと。熱心な野球ファンというわけではないけれど、最新の現場でプロの試合やファンの熱気に触れたら楽しそうだなあという動機。子ども向けのボーネルンドの遊び場もあるし。

空港からエスコンフィールド行きのバスが出ている(7番のりば)。きっぷ不要で現金またはVISAタッチ払い。乗り場近くのおにぎり屋さんでお昼を調達。私マヨザンギ、子は鮭山漬、夫はいくら。「山漬」が何かわからず聞くと、塩鮭ですとのことだった。バス車内で食べる。北海道での初ごはん。

乗車50分ほどで到着。エスコンフィールド、端的に言って、超たのしかった! この日は日ハムVS楽天のデイゲームがあったのだけど、私たちはがっつり野球観戦をするつもりはなく。座席をとらなくても、入場券を買えばスタジアムに入って通路で自由に試合が見られるという話を聞いていたので、それくらいの気楽さがちょうどいいなあと。(我が子は今のところ野球に興味ないし、試合の間おとなしく着席してるわけがないので。)ボーネルンドのプレイランド利用券でスタジアムに何度でも出入りできるので、これを人数分買うことにした。

スタジアム正面入口のチケット売り場に並び、自分の番がきた……が、指摘されて初めて、ボーネルンドのチケットは売り場が違うことを知る。ここではなく現地で買うように言われ、ちょっと離れた坂を下りて「リポビタンゲート」なる入場口から建物内へ。

目印にリストバンドを付けてくれ、これによってプレイランドとスタジアムを自由に行き来できる。右手がプレイランド入口、左奥はすぐスタジアム。歓声が聞こえてる。

子はプレイランドの遊具に興奮。全身を動かして遊べる巨大ブロック、トランポリン、木製アスレチック滑り台。手先を使うおもちゃやミニカー、ままごと類もたくさん。

私と夫は遊びの見守り役を交代しながら、気の向くままに試合を見に行った。有料座席の後方から立って見るんだけど、視界がさえぎられることもなく全然普通に見える。選手との距離をかなり近く感じる。生応援の臨場感や現場感にわくわくしっぱなし。お祭り的な高揚の雰囲気がいい。新庄監督も清宮もすぐそこにいるよ~! あの空気、予想以上に本当に楽しかった。楽天のホームランも見れたし。きつねダンスは見逃した(痛恨のミス)。

プレイランドには遊び相手かつ安全監視役のスタッフが常駐していて、子どもたちによく目を配っていた。遊び方は子どもの自由にまかせつつ、できたら褒める、一緒に遊ぶ、ほかのやり方をうながしてくれる。声かけもフォローも安全確認も最適かつ完璧。ただ場所を提供するだけではなく、いい遊び体験をさせてもらってるなあと思った。我が子も、その場にいた子どもたちとの関わりのなかで偶然うまれた遊び方を広げてて、ここで過ごした数時間で成長したなと感じるくらい。少し年上の子どもに刺激を受けて自力で背の高い台によじのぼろうとしては失敗し、あきらめずにできるまで繰り返し挑戦して、ついにできたときの満足そうな誇らしそうな顔! そばで見ていて感動しちゃったよ。いつのまにか野球は試合終了していたのだけど、そんなことはお構いなしに子は2時間30分ノンストップで遊びっぱなし。汗だくになりながらも笑顔を絶やさず、来てよかったなあエスコンフィールド!と思った。

帰りは北広島駅行きのバスに乗車(試合終了次第、シャトルバスが運行開始。乗車のために並ぶけど、バスはどんどん来るのでさほどストレスなし)。北広島駅から電車に乗って、札幌駅へと向かったのだった。さてこのあと、夜ご飯は回転寿司の人気店へ…。

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