先日、ニトリで買った遮光カーテン。朝日をシャットアウトして、子どもの過剰な早起きを防止しようという試みであったが…。
作戦初日の朝6時台、室内が暗いためか早起きの気配もなくスヤスヤ。しめしめ作戦成功、ちょろいもんだね。が、そろそろ起きてほしい7時過ぎにもまだスヤスヤ……。何度も声をかけてやっと目覚めたものの、「まだおはようのじかんじゃないよー」とかなんとか言い返してきて(口達者な2歳児)、再びゴロンと横になってしまった。部屋が暗いせいで朝だと認識できていない様子。うーむ、ある程度の明るさがないと、起床スイッチに切り替わらないのね。早起き防止は成功したが、遅起きになるのは本意ではない。次からは、「完全にはカーテンを閉じず少しだけ光が入る隙間をつくっておく」方向で。ちなみに私は遮光性に関係なくいつもどおりの6時過ぎに目覚めた。夫はいつもより長めの安眠を享受しつつも、子どもよりは早くに起きた。
話は変わって、ビリヤニ。夫が作った。図書館でビリヤニのレシピ本を借りたり輸入食材の店をのぞいたりしてるなーとは思っていたが、自宅で作れるものだったとは。最大のポイントであるバスマティライスは店頭では見つからず、Amazonで注文したとのこと。一粒一粒が肉とスパイスの香りをまといつつパラリとした食感で、おお、これはまごうことなきビリヤニだ…! たいそうおいしかった。
それにしても思い出すのは、数十年前のコメ不足の折にいわゆるタイ米を初めて食べたときのこと。細長くてパサパサのこれがご飯だとは思えず苦手意識しかなかった。普段食べてるうるち米の代用品としてはそういう感想でしかなかった。でも今は、コメには長粒米という品種があること、パラパラした食感が特徴であること、日本のように単品の白ごはんとしてではなくソースや具を混ぜる食べ方が一般的であることを知っている。長粒米を、うるち米の代わりとしてではなく、異なる地域の食文化として出会い直して良さを再認識した感じ。厳密にはバスマティライスはタイ米とは別カテゴリーだけど、うるち米にはうるち米の、バスマティライスにはバスマティライスの特性とおいしさがあって、どちらの代用ということではなく尊重されるべきなのだよね。…と、ちょっとした多文化理解的な実感をかみしめたのだった。ビリヤニを食べながら。
▼この本のレシピで作った。炊飯器で炊けるので手軽。