旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


レンジでフライドオニオン。玉ねぎビフォーアフター。

月に一回ほど、電子レンジでフライドオニオン(ふう)を作る。用途は決まっていて、ビリヤニの具にするため。一年くらい前から夫が炊飯器での自家製ビリヤニにはまって月いちペースで作っているのだけど、このところ、肉と米の仕込みは夫、フライドオニオン製作は私と分業化されている。というかフライドオニオンを作るのが楽しくて好きなので、私が勝手に引き受けている。

だってもうね、まるまる一個の玉ねぎがこんなに減るわけある? 絶対うそでしょ?っていう変化。何度やっても信じられない思い。それをこの目で見たくて、今日も玉ねぎ係を買って出たのだった。まあ見てくれ。

玉ねぎ中サイズ1個分を薄切りにしたもの。耐熱容器にどさっと。ここにサラダ油をひとまわしして、800ワットで5分。

しんなりして、3分の2くらいになった。このあと、レンジ2分→箸で全体を混ぜる→またレンジ2分→箸で全体をまぜる→レンジ(以下略)という感じで、合計12分くらい加熱。

最終的に、こうなる! すくな!!!!!! 

スプーン2、3口でぺろっと食べられそうな量。これが、玉ねぎ1個……? ずっと見ていたのにやはり信じられない。そしてこれ、めちゃくちゃ甘い。頬とあごが一気に吹っ飛びそうなほど。嫌な甘ったるさではなく、凝縮された蜜のような、なめらかで上質な甘さともいうべき味。とんでもなくおいしい。ちなみに、自称フライドオニオンと言い張ってるけど食感はカリカリではない。とろとろ。あと3分ほどレンジしたらカリカリになりそうだけど、やりすぎた瞬間に黒焦げになるリスクが大きいのでその前にやめている。

カレーヨーグルトでマリネした鶏肉と、このフライドオニオン風と、バスマティライスを炊飯器へ。今夜のビリヤニもおいしかった(写真はない)。自家製ゴーヤの佃煮を添えて食べた。カレーに福神漬を添えるイメージで。やってみたら、まろやかスパイシーなビリヤニと、甘じょっば苦いゴーヤ佃煮、意外なほど良き組み合わせであった。