日本ではおそらく長野県小布施町でしか生産されていない「ブラムリー」という品種の料理用りんごがあって、去年、知り合いのライターさんから分けてもらったものがあまりに美味しかったので(記事はこちら)、今回は自分で予約して取り寄せてみた。3kg(12個)2100円。
加熱してこそ魅力を発揮するブラムリー。酸味とコクとなめらかさが、圧倒的。 生のまま長くは置いておけないので、さっそくいろいろ調理してみる。ブラムリー味噌のナス田楽、ブラムリーの豚肉巻き。 どれも爽やかな味で美味しい。豚肉巻きは良かった、軽い歯ごたえがあって甘みもあって。
そして定番のブラムリージャム。 去年、初めて食べたときの美味しさが衝撃的で、今年はその感動を超えられないだろうなと思っていたのだが、いやいやどうして、一年ぶりに出会う味に興奮再び。この味、好きすぎる。ほかのりんごジャムはもう一生食べられなくてもいいやと思うくらい(おおげさだけど、それくらいの気持ち)。大鍋で大量に作り、小分けにして一部を冷凍保存。来年の秋まで大事に食べよう。
存在じたいを広くは知られていない、地域の特産品ってほかにもたくさんあるんだろうなあ。「西伊豆の白びわ」とかそうだよな。傷みやすさのため外には流通せず、地元のみで食べられるという別名「幻のびわ」。私はびわがあまり好きではないので食指を動かされないのだが。 そんな中でもブラムリーは本当にいい出会いだった