パンとカヌレの記録集なのかという頻度でパン記事をアップしているこのブログ、今日もまたパンのはなし。
パン好きの友から、白山市にある「はたなか・みきお」というパン店の和栗バターパンをもらった。はたなかみきお。マツモトキヨシ的なインパクトのある店名だ。口に出して言いたくなるし、書きたくなる。人気店ゆえ名前は知っていたものの訪問したことはなし。しかし栗もバターも大好きなので、この組み合わせだけですでに興奮。
食べてみてびっくり(「栗」と掛けているわけでは決してない)、栗のペースト部分が予想とまったく違った! それも、いい方向に違った。
無意識のうちに、モンブランの上に巻いてあるマロンクリームを想像していてそのつもりで食べたら、それどころじゃないピュアで濃密な栗感。ほくほく、ほろほろ…。そう、例えて言うなら中津川の栗きんとんのような。茶巾絞りにした素朴でシンプルなほくほくの栗きんとんのことです。おせち料理に入ってる甘くてねっとり黄色の栗きんとんではない(そっちはそっちで好きだけど)。
ほくほくの栗に塩気の効いたバター、そして噛みごたえあるハードタイプのパン。なんと豊かな三重奏であることか。栗がまた惜しみない厚さ。好きなものを存分に詰め込んだ夢のようなパンであった。おいしかった。ああ、はたなかみきお~~!! いずれ現地に行ってほかのラインナップも見てみたい。
◆ぱん焼人 はたなか・みきお 白山市千代野東5丁目6−1
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