病院の売店で見かけたパンを思わずジャケ買い。パッケージデザインのテイストが好きすぎて! レトロでキッチュでチープで、どっから出てきたの?っていう仰々しいフォントも含めて心をくすぐられまくり(褒め言葉)。地元石川県のサンキョウパンという会社の商品です。どれも非常にかわいくて好き。つい、1個ずつアップで撮影してしまった。
カステラサンドにはハープを持った天使。なぜここにいるのか必然性がまったくわからない。でもカステラサンドって、なんかこう、祝福されてる感じはあるかもなー。なんといってもパンでカステラをサンドしちゃうんだから。好きな物づくしでやりたい放題。天使が立っているリボン(?)はアルファベットのCを兼ねていて、Castellaの頭文字になっている。いやあ、心憎いね~。
デニッシュ。この装飾過剰な書体が素敵。上部に書かれた「ミルクとバターの国 デンマークのケーキ」というコピーが素敵。大胆かつ唐突なレイアウトのデンマーク国旗も素敵。そして、カステラサンドのパッケージでは「サンキョー」と表示されている社名が、こっちでは「サンキョウ」になってるという統一感のなさ。ゆるいなー、いいなー。
頭脳パン。こんな名前のパン、買わずに素通りできるわけがない。どこからつっこんでいいのかわからないくらい全方位におもしろい。「頭脳パンとは」という説明がちゃんと上部に書かれていて、要約すると「頭脳粉(!)を使用している」ということ。頭脳粉を作っている会社が金沢市にあることから金沢および周辺では頭脳パンは実は割とメジャーで、複数のパン屋さんやメーカーがこの名でパンを作っている……というのは知識として知っていたけど、いつでもどこでも売っているというわけではない。これまでに買ったことがあったかどうか。角帽のハカセみたいなイラストは、頭脳パンを食べて頭が良くなった人のイメージなのかな。
頭脳パンは、袋の素材も一味違っていてそれがまた好み。一般的な透明の袋(ツルツル)じゃなく、半透明でマットな質感(カサカサ)なんだよね。なんかいい。「なんかいい」という曖昧で言葉足らずな表現が我ながら情けないけど、このあと頭脳パンを食べさえすれば、脳は冴え、語彙はあふれ、表現に磨きがかかることでしょう。期待。