職場にて、フルーツサンドの差し入れをもらった。ミスターシェフという専門店のもの。金沢市藤江北に6月1日にオープンしたばかりの新店らしい。私は知らなかったんだけど、周りの席の女性陣は「もう行ってきたの!?」とか「うわー食べてみたかったんだよね」という反応が多数。
キウイ、バナナ、みかん、メロンなどの種類があるなかで、私の手元にまわってきたのはアップルマンゴーだった。マンゴーはあまり好きじゃないと思っていて、自分では選ばない。でも絶対にイヤというわけでもないので、機会があれば食べてみることにしている。そして、そのたびに「あれっ、おいしい。マンゴー、別に苦手じゃないかも」と思い直すんだけど、すごく好きというわけでもなく。認識が上書きされることなく、「あまり好きではないと思っている」カテゴリに分類され続けるのであった。
というわけで、もらった瞬間は「マンゴーか…」と思ったのだけど、先入観なくパクっといったら、想像以上においしかった。まずパンがおいしい。ほんのり甘くてふわふわ、耳までしっとりやわらか。クリームは固めで濃厚な口当たり。練乳のような甘みとミルク感がある。そのクリームに全然負けない、アップルマンゴーの強い甘み。そして意外だったのが、マンゴーってとろとろ柔らかいばかりかと思いきや、これはサクッとした歯ごたえがあったこと。サクッは言いすぎかも、さっくり…くらいかも。「歯ごたえ」も言いすぎかも、舌触り、くらいかも。(微妙な言い回しだけど違いが伝わるだろうか)ともかく、ハッと開眼するおいしさ。私の中でマンゴーの地位が確実にアップした。
パンもクリームもフルーツもそれぞれ特徴があるのに、バラバラにならずまとまって、全体ですごくおいしいものになってた。あと、見えてる断面の方だけでなく、見えてない反対側の端までクリームもマンゴーもしっかりはさまってたのが好印象。ボリュームたっぷり。こっそり値段を調べたら1個580円でした、高級品。そのぶん満足度も高い。(って、私は1円も出してないんだけど)
フルーツは、金沢にある「フルーツ坂野」のものだそう。近江町市場にある老舗の果物専門店。
使っている食パンも専門店のもので、同僚の一人が「この店の食パンが好きで、遠いけどわざわざ買いに行くこともある」と話していた。が、「なんていう店?」と聞いても「津幡のほうの専門店だよ~」とはぐらかされ、店名を教えてくれない。あとで調べたら、店名は【おい!なんだこれは!】だった。ああ、その路線なのね。わかる、ふざけたネタっぽい店名を口にするのが恥ずかしい気持ち、よーくわかるよ!
金沢市藤江北1-428