旅と日常のあいだ

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カカオサンパカのカフェと、室生犀星記念館へ

友人Sちゃんと、金沢市のにし茶屋街にあるチョコレートショップ、カカオサンパカへ。目的は2階にあるカフェ。

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黒地ののれんが、クールで素敵だ。しめ飾りも似合ってる。カフェスペースは和室で、畳の上に座布団敷き。

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濃厚チョコレートアイスとフランボワーズのパフェ、1200円。その名のとおりアイスクリームはチョコレートの味が濃厚でなめらか、ピスタチオのカリカリやベリーの酸味も一緒になって、「濃くて甘くて爽やかで香りがよい」という幸福感のうちにぺろりと食べた。満足。Sちゃんはケーキとドリンクのセット。ドリンクの選択肢に抹茶があって、「絶対に本家の店(@バルセロナ)では出してないよね」って言いながらそれを選んでいた。

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にし茶屋街の通りはこんな感じ。郊外にあり、通りが短い(店も少ない)ので人は少なめだ。観光客で混み合っている超メジャーなひがし茶屋街に比べて静かでのんびりしている。かわむらで甘納豆を買って(これまた必須で訪ねるべき人気店)おやつを食べたらもうすることがないんだけど、この日はぷらぷら歩いて室生犀星記念館に行ってみた。

犀星は金沢生まれの金沢育ち。幼いころは養子に行った先で辛い目にあったりもするのだが、詩人として名が知れ、上京し、萩原朔太郎とか芥川龍之介とか名だたる文士たちと交友を深め、そのうち東京に家を買うわ軽井沢に別荘を持つわ金沢の家で庭造りに励むわ、どんどん立派になっていく犀星なのだった。館内の年表にあった「この時期、作品数は多いが質は悪い」という紹介文の辛口ぶりも印象的で、面白かったです、室生犀星記念館。これまでの人生、読み方をずっと「むろう」だと思っていたが、公式には「むろお」とされていることも初めて知れたし。