旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


ハーブスにて、レーズンたっぷりのチョコレートカスタードケーキ

ハーブスのケーキはもうほとんどの種類を食べきった、苦手なバナナとマンゴーには手を出していないがチョコレート系に関してはすべて制覇している、と思っていたらそうではなかった。先日訪れたハーブス(初めてのなんばパークス店)にて、ショーケースを見て心奪われたのがチョコレートカスタードケーキ。説明文には「ブランデー漬けレーズンを加えたミックスクリーム」とあり美味しそうな予感しかしない。どうして今まで食べなかったんだろう。

f:id:lovestamp:20180518100436j:plain

チョコレートカスタードケーキ

クリームをシュー皮でサンドしてある。その外側にさらにチョコレートクリーム。波打つようなこの見た目。中は生クリーム+カスタードクリーム+チョコレートクリームで、じゅわっとブランデーが染み込んだレーズンが埋まっている。洋酒漬けのレーズンというのはなぜかくも美味しいのか。そしてまた、どうしてこんなにもチョコレートと相性がよいのでしょう。

この日は大阪にいたのだが、移動中、きっぷを紛失するという事件が起こった。そのきっぷは「大阪市内のJR乗り放題」「大阪から金沢への乗車券」「ユニバーサルスタジオジャパンの入場権利」が一緒になったもの。つまり、なくしてしまうとこの後のプランが台無しになるエライコッチャなきっぷであった。

きっぷ捜索のため、電車に乗り直し、来た道を戻り、望みをかけてとある駅の窓口に申し出たところそこにきっぷがあった。見つかってよかったという安堵感に包まれた。同行の友人に対しては、迷惑かけてごめんね一緒に探してくれてありがとうという気持ちになった。そしてきっぷを預かっていてくれた駅員さんに対しては、私を窮地から救ってくれたあなた、よく見ると顔がほんのちょっとだけ和牛(漫才コンビ)の片方に似てる気がするな、そういえば私は和牛の片方(名前がわからない)の顔が好きなんだった、そうなると今目の前にいる駅員さんのことも好きになりそう、という気持ちになった。数万円分のきっぷが見つかって、思考が舞い上がっていたのかもしれない。

その日の夜、ホテルでテレビをつけたら和牛が出ており、名前を知らなかったその人が川西さんということを知った。お笑いを愛する友人からの情報として「川西さんは性格が優しい。言動にも育ちの良さが出ている。本当にいい人」ということを聞くに及び、川西さんへの興味はさらに増した。おかしいな、私は和牛の漫才はテレビで一回見ただけだし、性格とか育ちとか知るわけもないし、そもそもさっきドキドキしたのは川西さんではなくて駅員のはずだし、でもすでに駅員の顔が川西さんで上書きされてしまって思い出せない。ていうか、きっぷが見つかって本当によかった。

……ハーブスの話からずいぶん脱線した。やはり、きっぷが見つかって思考が舞い上がっていたに違いないね。