旅と日常のあいだ

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ブラムリーを求めて小布施町へ その1

ここ数年はまっている青りんご「ブラムリー」を産地で味わうべく、長野県は小布施町へ行った。 小布施に行くのは二回目のこと。一回目は冬、雪の降る日だった(

https://tokotoko.hatenablog.jp/entry/2013/03/02/003852)。

町では今、期間限定でブラムリーフェアなるイベントが開催されている。 (「ブラムリー」というりんごが好きすぎて、毎年取り寄せてるっていう話はこちら

小布施に到着したのが午後2時過ぎ。ブラムリーフェア参加店リストを入手し、地図を片手にさっそく町内探検スタートである。複数の店でブラムリーを使ったオリジナルメニューを提供しているとのこと、私自身はジャムを作るか肉と一緒に煮込んだことぐらいしかなくて、ほかにどんなアレンジがあるのか興味津々!であったのだけれど、ランチにはちょっと遅めのこの時間帯、レストランは昼休みのため営業しておらず(ブラムリーのピザ、食べてみたかったな。涙)、カレー屋さんではメニューがすでに完売(ブラムリーのカレー、食べてみたかったな。涙)、カフェでは提供時間が終了(ブラムリーのガレット。。以下略)。

おーい、ここまで来ておきながら、ブラムリーを全然食べられないじゃん! まさかまさか、このままブラムリーなしというオチだけは勘弁してほしい。

ブラムリーよ出ておいで~!と恋い焦がれる気持ちでさまようことしばし。街の中心から少し離れた店で、ついにブラムリーメニューに遭遇した。お花屋さんの中にあるカフェで、限定品であるブラムリーのパンケーキを注文。よかったーー、売り切れてなくて!!

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これがその、ブラムリーのパンケーキ。生地にブラムリ―が練り込まれている。上にはキャラメリゼしたブラムリーがのっている。そして、ホイップクリームとともにブラムリージャムが添えられている。ブラムリー三段撃ち。おいしかった。

そういえば、自分以外の人が作ったブラムリーメニューを食べることじたいが初めてである。ジャムには角切りっぽい食感が残っていて、それがおいしかったな。私の作るジャムはくたくたに煮詰めすぎなのかも、と気づいた次第。この点は、次のジャム作りで要改良。

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次の店では、ブラムリーのジェラートを注文。上の黄色いのがそう。冷たさと酸味が合う。下はチェリーキッスのチョコレートジェラート。チェリーキッスというのは、これも小布施町の特産であるチェリーの一種。しかしまあ、なんて甘酸っぱいネーミングであろうか、チェリーキッス!

このあと、なんとしてもブラムリーのピザを食べたい我々は夜の営業時間まで待つことにし、その間に小布施町内のあちこちを歩き回り、小布施はいいところだなあ、前に来た時もよかったけれど今日も好きだなあと思いながら楽しく過ごしたのだった。

そのうちに夕方になり、昼休みを終えたレストランが夜の営業を始める時間。開店と同時に入店し、迷うことなくブラムリーのピザを注文した。

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薄切りのブラムリーとゴルゴンゾーラがたっぷり、ここに蜂蜜をかけて食べる。 ブラムリーがシャキシャキ。しっかりした酸味と、チーズと、蜂蜜。おいしくないわけがないよね! 食べてみたかったこのピザを食べられて、実に満足。

かくしてブラムリーを満喫し、小布施をあとにしたのでした。 小布施、混んでいたなあ。観光客が本当にたくさんいた。 時は秋、果物の季節。小布施といえば、一般的には栗の産地として有名である。我々はブラムリーこそが第一の目的であるので、栗は(大好きだけれど)控えめにしておいてやるかという感じ。そんな中で買った栗おこわは抜群に美味しかった。