旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。



ジェフリー・ディーヴァー『スリーピング・ドール』

ジェフリー・ディーヴァーの小説、『スリーピング・ドール』を読む。

人間の表情や仕草を分析して嘘を見抜く女性尋問官と、狡猾な殺人犯との追跡劇だ。中盤からのたたみかけるような展開はスリルとスピード感があっておもしろかった。主人公キャサリンを取り巻く人間ドラマも楽しい。上司との付き合い方とか、同僚との信頼関係とか。仕事や私生活における、判断・決断とか。何を選び、何を良しとし、何を優先させるのか、っていう生き方の部分。分厚い海外ミステリーを読むことの楽しさってこれだ、ってのが詰まってた。おもしろかったので同じ作者の作品に手を伸ばし中。しかしハードカバーで500ページ越えとかね、通勤電車で立って読むにはさすがに腕がだるかった。

 

さて今日は、ゲームボーイミクロの「トルネコの大冒険」でやる気をなくした。つまらない作戦ミスで、これまで相当の時間と労力を費やして作り上げてきた強力アイテムが消失してしまったのだ。ちょっと待て! どこ行った、オプション付きはぐれメタルの剣! 誰かー、嘘だと言ってー! あれをなくした今、ゲームクリアが地平の果てまで遠のいてしまった。携帯電話よりちっちゃい液晶画面を呆然と眺めつつ、抜け殻のようになった私。しかし本当の問題はアイテム消失とか戦意喪失とかじゃなく、いい歳をした大人が不毛な戦いに夢中になってることと、そのことでがっくり打ちひしがれてるという事実の方なのだ。早く正気に返れと言ってやりたい(自分に)。こんなとき、「目覚まし草」があれば視界が晴れてまわりがはっきり見えるようになるのにって、まだまだゲームから抜け切れてない。