ロンドン滞在最終日にして、ロンドン旅行記もついに最終回。前回の記事はこちら
大英博物館を見て回ったあと、靴屋さんに行った。知人ご所望の英国靴を見るためである。その知人は革靴を愛してやまない殿方であり、見てきてよと頼まれたのはたいそう高級なお靴。ガラス張りの路面店には高等階級なオーラが漂っており、ドアを開けるのに相当な意気込みが必要であった。ここに来る前にまず自分が履いている靴をきれいに磨いておくべきであった……と激しく後悔したが致し方なし。わたくし、先ほどまで博物館でミイラを見て喜んでいた一介の旅行客ですのでね。ドキドキしながら入店し、超スマートでジェントルマンな店員さんに対応してもらい、つたないやりとりの末に希望の靴はここに置かれていないことが判明してあえなく退散。はー、緊張した!
夕方4時ごろ、ハンバーガーを食べる。朝に食べたスターバックス以来のごはんなので、これは遅い昼食というべきだろうな。毎度のことながら量が多くて満腹になり、この日の食事はこれで終了。つまり、やはり今日も夕食なしというわけだ。
滞在中に連泊していたホテルを引き上げ、ヒースロー空港近くのホテルに移動する。翌朝の出発が早いので、夜のうちに出発準備を済ませておかなければならない。荷造り上手な私は早々と作業完了し、スーツケースひとつと機内持ち込みバッグひとつにキレイにおさまった。
一方で、友人Nの荷造りは困難を極めていた。私の1.5倍はあろうかという容量十分なスーツケースなのに荷物が全然入らない。そりゃそうだ、すごい勢いでお土産(しかもかさばるもの)を買っていたからなあ。初日に購入した毛布。両腕に抱えるほど大きな筒に入った地図(2つ)。冗談かと思うような大きさのクッキー缶(くるくる回りながらオルゴールが鳴る仕掛け付き)、その他いろいろ。
「入らない分は、ここに捨てていく!」というN、仕分け作業を開始。 あらゆる荷物をベッドに並べて試行錯誤を繰り返していた。あらあら。きれいさっぱりな奥のベッドから応援をとばす私。Nー、頑張れよー!
翌朝早くにヒースローを発ち、フランクフルト経由で羽田に戻ってきた。機内では映画「ジョー・ブラックをよろしく」を観た。結末に超がっかり。全く面白くなかった。 続けて「水曜どうでしょう」アメリカ横断編を観た。こちらはすごく面白かった。笑った。
旅を終えて、「今回ロンドンでやりたいこと」に挙げていた3つを振り返ってみる。
「大英博物館へ行く」 = 達成
「夕食を店で食べる」 = 未達成(5日間、一度もできず)
「バッキンガム宮殿で衛兵交代式を見る」 = 未達成(日にちを間違えた)
達成率33%。今度は首尾よく靴も買いたいし、大英博物館で見られなかった「死者の書」も見たいし、そういえば紅茶も買ってないしアフタヌーンティーも食べてないし、いつかまたロンドンへ!
・・・おまけ・・・
ロンドンみやげ。手袋がお気に入りで、この冬ずっと大活躍。
偶然にも、日本からかけていった友人Nと私のめがねが同ブランドの同色のものだった。一緒に買ったわけじゃないのにすごいなあ。
以上、2014年冬のロンドン旅行記でした。(完)