旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。



ロンドン06 ロックとソウルとフィッシュとチップス

ロンドン旅の続き。コヴェントガーデンをぶらぶらしたところまで。前回の記事はこちら
  イギリスでごはんといったら、フィッシュ&チップス。そりゃあもう、アフタヌーンティーかフィッシュ&チップスかってくらいメジャーなものとして、旅行中に一度は食べておかなきゃいかんと思いつつも前回のロンドン旅行では食べる機会のなかったものである。今回こそはと思いを募らせ、店はいろいろあるようだけれど美味しくて有名なところがいいよねってことで、これもちゃんとガイドブックで調べておいた目当ての一軒へ。滞在3日目のランチで、やっと「イギリスっぽいもの」の登場である。

店の名は「The Rock & Sole」。コヴェントガーデンにあるこの店には、観光客もいたし地元の人もいた。

フィッシュ&チップスって、その名のとおり白身魚のフライ&フライドポテトである。それって料理の一品として成り立ってるのかいな、主食とかサラダとかは別に注文するのかな。勝手がわからぬがメニュー表をながめる。白身魚の種類を選べるということで、Cod(タラ)とPlaice(ヒラメ)にした。

先客のテーブルに目をやると、巨大なお皿に巨大なフライと大量のポテトがのっているのが見える。なんという恐るべきボリューム、きっと2人で1皿をシェアするのが適量なんだろうなと思ったものの、せっかくだから二種類の魚を味わいたいとの誘惑を振り払うことができず1人1皿を注文。あと、白ワインとビールも。昼間からお酒なんか飲んじゃって私たち調子がいいね~!なんて浮かれていたが、旅の間の、これが最初で最後のアルコールであった。

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やってきましたフィッシュ&チップス。

もうね、皿が運ばれてきたときに笑ったよ、あまりの大きさに。この楕円形の皿の大きいことといったら、頭がのるどころの騒ぎじゃない。手前が魚、奥がポテト。「山盛り」という単語がこんなにふさわしい場もないってくらい、そのポテトの山は高く大きいものであった。じゃがいも何個分だろう、4つや5つではきかないんじゃないか。そして魚。一口サイズを想像していたがそんなモノではなく、一匹を三枚におろしてそのままペロンと揚げましたっていうような風貌。なにしろでかい!!

白身魚にナイフを入れ、一口目をいただく。非常に美味しい。陳腐な表現であるが、「外はカリッと、中はふんわり」である。白身じたいは味が濃いわけでもなし、さっぱりと食べられる。私はタラよりもヒラメが好きだった。身が非常にジューシー。タルタルソースをつけながら食べる。これまた美味しいよう。そしてポテト。これもサクサクフワッ、である。ケチャップをつけながら食べる。あら美味しい。またヒラメ。そしてタラ。うん、美味しい。しかし変だな、さっきからちっとも減らないな。美味しいよ、好きだよ、でもいつまでもどこまでもフライ。味の変化をつけようにも、使えるアイテムは「ポテト」「魚」「タルタル」「ケチャップ」「レモン」の5点である。これらを駆使してあれこれと組み合わせてみても、だんだんと味に飽きてくる。そして、積み重なる脂っぽさを振り払うことはできるはずもない。

美味しいし好きなのに……とうめきつつ、山積みのポテトを前にフォークが止まってしまった。ああ無念のリタイア。でもこれ以上はイモも魚もむりむり。苦しいのをごまかすためにコーヒーとミルクティーを注文し、いろいろと流し込んで決着をつけた。当然ながらお腹がずしんと重くなり、この時点で「今夜もきっと夕食なしだろうな」という切ない予感がよぎっていた。

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お腹をさすりながら街をさまよう。

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エロスの像。

このあと、フォートナムアンドメイソンで買い物をしたり、バーリントンアーケードで高級品を眺めてため息をついたり、リバティに行ったけど何も買わなかったり、バーバリーで思わぬ買い物をしたり、雨に降られて逃げ惑ったり。あちこち動き回って愉快に過ごしたものの、夜になってもお腹が空くことはなかった。

やっぱりね、予感的中。

ロンドン3日目 「店で夕食を食べる」=未達成 

 

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