旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


3度目の正直パルム

f:id:lovestamp:20220226231519j:plain

今日の金沢は気温10度超えで今年最高。3月中旬並みの高さだったとのこと。外に出たとき「あったかいなー」という実感があった。先日の大雪もどんどん融けていってる。いいぞいいぞ、このまま融けてなくなってしまえ~!

日中、車に乗っていたら暑くなりアイスが食べたくなった。子はチャイルドシートで熟睡中。チャンスは今しかない。(我が家では子どもにまだアイスを食べさせていないし存在も知らない) スーパーに寄り、夫にパルムを買ってきてもらう。

子が寝ているうちに車内で食べちゃうぜ~と思った矢先、開封せんとて袋に指をかけたまさにその瞬間、なぜかぱちりと目を覚ました。えっ、今ですか? とっさにパルムを隠し、「よーしよしよしどうしたの、眠いよね、まだ寝てていいよぉ~、よしよしナデナデ」と睡眠をうながしてみたけどまったく効果なし。敗北感。こっそり食べることは不可能なので、結局開封しないまま帰宅した。

夜、子どもと一緒にお風呂に入る夫に「お風呂のあいだ、アイスを楽しんでて」と言われ、よし今のうち!と今度こそ開封。待ちわびただけあっておいしさも倍増である。が、半分ほど食べたところで「おか~さ~~~~ん!!」と呼ぶ声。え、もうお風呂終わり? だいぶ早くない? 

お風呂場に行くと、子が「つづきはおかあさんと。おとうさんじゃなくって、おかあさんとあたまあらいたい」。夫は横で困り顔。どうなだめすかしても譲らないので、急きょ入浴することにした。食べかけパルムは冷凍庫につっこんで。

お風呂から上がり、着替え歯磨きなどひととおり済ませて夫と子は寝室に。次こそ絶対に邪魔させないぞ…!とパルムを取り出し、さっきいったんいい感じに溶けて柔らかくなったのがまたガチガチに固くなったのを急いで食べ、やっとこさ完食したのだった。直後に「おかーさんもおふとんにきて~~~」のリクエストあり。いいよいいよ、アイスも食べ終えたしすぐ行くよ! 

アイスひとつ食べるのもままならないこの日常。毎日こんなのばっかり。数年後に振り返ったら、絶対おもしろくて愛おしいエピソードになるんだろうなと思いながら今を過ごしている。子がアイスの存在を知り、一緒にパルムを食べるようになるのはどれくらい先のことだろうな。