旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


雪深き道を進み、生ホワイトチョコフラペチーノを飲み、読書にふける

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週末は予報通りの大雪だった。平地でも、短時間のうちにちょっと引くくらいの積雪量。まちなかの、普通に人通りがあるはずの道も歩行者の姿は少なくて、歩道には30センチほどの新雪がこんもり。どうしても外出すべき用があり、先人の足跡がひとつもない場所をガシガシ踏み歩いていかねばならないのであった。僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる by 高村光太郎氏。履いてたブーツの丈が雪の深さと同じくらいで、一歩ごとに上から雪が侵入しそうなのを振り払いながら。(結局入ってきたけどね)

写真の道はまだ全然マシな方で、ちょっと裏路地にいくとコンディションは最悪。歩道と田んぼの境目が消えていてあやうく落ちそうになったり、歩道のない場所では融雪装置で溶かされた雪水が5~6センチもたまっている車道を歩いたり、そこに車が通ろうもんなら至近距離から腰の高さまで水ハネを浴びせられたり。まったく、いらん苦労が多すぎる。誰か私に雪国手当を付けておくれ!と叫びたくもなるのだった。

 

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そんな寒くて冷たくて視界も真っ白ななか、休憩のためスタバに寄った。雪の悪路を一生懸命歩いていたらめちゃくちゃ暑くなったので冷え冷えのフラペチーノを。

ベイクド&クリーミー生ホワイトチョコレートフラペチーノ(税込680円)。甘くて濃厚ミルキーなホワイトチョコソースがカップ全体に行き渡っていて、ホワイトチョコ好きの私にはとてもおいしかった。半分くらい飲んだところで暑さはおさまり、後半は、マグカップに移してホットにしてくれないかな~なんて思ってたけど。これをお供に『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)を読みふけった。外は雪、白いドリンク、ソ連が舞台、作者の名は冬馬。偶然にも、なんだかテイストが一貫してる。