職場にて、先輩から香箱(こうばこ)ガニをもらった。仕事中に唐突に「香箱いる?」と聞かれ、何のことやらわからぬまま「ほしいです」と答えたら、「何個?」「ひとつ」「えっ、ひとつでいいの?小さいよ?」「じゃあふたつ」「いや、本当に小さいから」「では遠慮なく4つ」「オッケー」というやりとりがあり、「冷蔵庫に入れとくから持っていって」と。海界隈に縁のある人らしく、たまにイカとかサザエを大量に持ってきて配ってるのは知ってたけど、まさかカニ配りとは! 仕事終わり、バッグにカニ4杯を詰め込んで帰ったのだった。香箱ガニは石川県産ずわいがにのメス。11月6日が解禁日で、今年はまだ食べてないなあと思っていたところだった。
すごく小さいよと念押しされていたもののそうでもなかった。内子とミソの濃厚さがたまらん。脚の身をほじりながら、ああ冬が始まるなあと思う。
昼休みにウォーキングしている公園もすっかり秋の装い。しかし歩いても歩いても全然やせぬ。ブログを読み返すまでもなく、スタバにミスドにハーブスに栗きんとん、連日これだけ食べてりゃ当然である。調べてみたら、香箱ガニ(可食部90g)は1杯たったの60kcalでタンパク質は12g。めちゃめちゃダイエット向き! そしてフラペチーノやケーキより安い。まじか。スタバでカフェモカの写真をアップしてる暇があったら、香箱を食べながらウォーキングしたほうがいい気がしてきた。漁期である12月末まではそうしようかな。石川県ならではの、香箱おきかえダイエット。贅沢なのか何なのか。