海に沈む夕日は見たことがあるけれど、月が沈んでいくのを見るのは初めてかも。写真は3月上旬午前5時45分、金沢西側の海辺にて。
海の見えるリゾートホテルでこれを書いている……のではなく、ここは病院である。先日から子どもが入院しており、私も付き添い入院中。日も昇らぬうちに起き出してぐずぐず泣く子をなだめるため、抱っこで室内や廊下をウロウロすること1時間。腕はしびれ腰も痛くなるけれど、おかげでこんな貴重な光景を目撃できたわ。海に映る月明かりが幻想的。と、少しでも前向きにとらえないとやってられないぜ。
命にかかわるような症状ではなく退院の目処もついているのだけど、付き添い入院のハードさたるや、想像をはるかに超えていた。特にはじめの3日間がやばくて、夫に送ったメールには「きがくるう」とか書いてあるもんな。壮絶。入院から10日あまりが過ぎた今は子も私も現状に適応できてきて、快適とはいかないけれどそれなりにやっていけてますというところ。ブログを書こうかという気になったことも、大進歩。
何事もなく家で普通に寝て起きて暮らせることが、実にありがたく大切なことだなあと本当に身にしみて思う、3.11の朝です。