結婚式の引出物にカタログギフトをいただいて、「持っていないけれどそういえばほしかったもの」「友人との関係が何かしらあるもの」がいいなーと考えていたところ、うってつけのものを見つけた。
パン切り包丁!
そういえば持ってない。家でパンを切るたびに、ああパン切り包丁があればもっときれいに切れるのになあと必ず思う。が、そんな頻繁に使うものでもないので購入は常に先送りにされていたのであった。ペリカンの食パンとか、乃が美の食パンとか、たまにだけど「ここでこそ!」という瞬間に備えて、ついにパン切り包丁を手にするときがきた。なんといっても、結婚したAとはパン屋さんめぐりを共にした仲だしね。浅草のペリカン、上田のルヴァン、北杜のろくぶんぎ…。
そんなわけでパン切り包丁が届いたのが、その数日後にさっそく使う機会がやってきた。嬉しいことにペリカンの食パンだー! すばらしいタイミングで発生した夫の東京出張にバンザイ。パン切り包丁のデビューとして最高の舞台だと思うわ。
パン切り包丁の切り心地は、目をみはるものであった。力を入れずともスッと刃が入り、柔らかなものを柔らかなままにすんなり気持ちよくスライス。パンを食べるという楽しみの前段階として、パンを切る快感という楽しみがプラスされた。そして、切り口の美しさによるものなのかどうなのか、ペリカンの食パンは今回もまた抜群に美味しいのであった。耳までむっちりむちむち。
パン好きな私に響きまくる、CREA最新号(2019年6月号)のパン特集。これを見ながらペリカンのパンを食べる幸福感よ。誌面を見ながら気づいたんだけど、たまごサンド、フルーツサンド、ホットサンドのページに心を奪われがち。そうか、私はサンドイッチが好きということか。ちなみにCREAには宮藤官九郎さんが誰かにインタビューをする連載記事があるんだけど、この号のお相手はサンドイッチマンだった。偶然なのか必然なのか。そして私はサンドイッチマンも好きなのだった。おもしろいし、二人とも人柄の優しさがいいよね。