帝国ホテル大阪のアフタヌーンティーに行った。時間の都合上13時までにはお茶を終えたくて、となると昼前からサービスをしている場所がよくて、しかし昼前から「アフタヌーン」ティーってなんだか矛盾しているなと思いつつ調べたら、帝国ホテル大阪では11時スタートであった。なんでやねん。
席の利用に時間制限はなし。選べる紅茶は1種類のみで、茶葉のおかわりは不可だが差し湯は可能(ちなみに、東京の帝国ホテルでは紅茶もコーヒーも違う種類をいくらでもおかわりできた)。
さて、アフタヌーンティー。3段のトレイはいつ見ても心が踊る。1月下旬のこの時期、いちごのデザートも出てきて華やかだ。この写真は二人分。
下段から順に、
・エビとパプリカのカクテル ・ローストビーフのサンドイッチ
・キッシュ2種類(ほうれんそうとベーコン、カニとトマト) ・スコーン2種類(プレーンとゆず)
・タルト2種類(チョコレートといちご) ・いちごのショートケーキ ・マカロン2種類(見えてないけど、ピスタチオといちご)
そして特筆すべきはスコーンにつけるジャムとクロテッドクリーム。
このカップがじつに大きくて、ジャムもクリームも量がたっぷり。スコーン5つ分くらいでちょうどいい量なんじゃないか?ってくらいだが、何しろ乳脂肪が大好きな私としては、なみなみとしたクロテッドクリームにバンザイ!である。しかもこれ、マヨネーズのように柔らかくてなめらかで、ナイフで簡単にすくえてスコーンにすっと付けられて、扱いやすい&食べやすい&美味しいの三拍子。惜しみなく盛って盛って、ぺろりとたいらげた。ドライフルーツが出てきたのも、今までのアフタヌーンティー経験ではあまりなかったような。クランベリー、マンゴー、キウイ。
ホテルのアフタヌーンティーで何が楽しいかって、周りのテーブルのお客さんを観察すること。もちろん堂々ジロジロと凝視したりはしないけど、「ザ・商談」みたいなスーツ姿の男性も若いカップルも一人客も、みんなどこから来て、今日なぜここを選んで、これからどこに行くのだろうなあ。あと、スタッフの観察も楽しい。服装や態度のきびきびした感じに「いいホテルは、やはりスタッフも素敵」と思う部分もあれば、よーく見ていると「あのシャツの出し方は要指導」「アームバンドが手首までずり落ちていて意味をなしていない」「あの人の浮ついた雰囲気、あれは売れない芸人で昼はここでバイトしてるんじゃないか、ネタでこっそり『帝国ホテルあるある』とかやってるんじゃないか」など、勝手な想像がとまらないのであった。