旅と日常のあいだ

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南極旅行23 パタゴニアの国立公園で山岳風景に癒やされたあと、再びアメリカへ

2月28日、9日間にわたる南極クルーズの最終日。午前5時ごろ目覚めて小さな窓から外を見たら、そこはもうウシュアイアの港だった。とうとう陸地に帰ってきた!

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3時間後の下船までにやるべきことは、シャワーを浴び、荷造りを済ませ、預けていたパスポートと帰りのチャーター機のチケットを受け取ること、そして最後の朝食。到着の安堵と開放感で夫の船酔いモードも解除されたらしく、気分も顔色もだいぶよさそうだ。何よりだよ。

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南極という未知の環境で未知の体験をさせてくれたオーシャン・エンデバー号にさようなら。船を降り、待ち構えていたバスに乗り込む。

このまま空港直行、ではなく、バスに乗って向かった先はフエゴ国立公園。疲れた心身に、これ以上の観光プログラムは詰めこみすぎ……とか思ったけれど、行ってみたらすごくよかった。土とか草とか山とかが、なんだか新鮮でまぶしい。

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パタゴニアの自然はスケールが大きくて、なんかもう懐の広さにうっとりしてしまう感じ。やっぱり断然、海より山派!って思ったね。どうやっても海しかない南極から戻ってきた直後で、感覚がだいぶ偏っているところはあるけれども。

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国立公園内の水辺に突き出たこの建物は、なんと郵便局。どこに行っても、郵便局という存在にときめいてしまう性分である。

観光後、バスでウシュアイア空港ヘ向かいチャーター機に搭乗。夕方にエセイサ空港に到着、預けていた荷物を受け取ってここで南極クルーズ一行は解散。船内で顔見知りになったあの人やこの人ともお別れだ。まっすぐ日本に帰る人、このまま旅を続ける人、それぞれの行き先に向けてさようなら。

私たちはアメリカ経由の帰国ルートで、途中でサンディエゴに宿泊する計画。ブエノス・アイレスからアトランタまでのフライトは10時間、映画「インセプション」と「聖の青春」がどちらも良かったわ。翌朝5時40分、アトランタ着。地上に降りたあと、視界や体が軽く揺れている感覚がやまなくて困った。船や飛行機に長く乗っていたせいで体が追いついていないのかもしれない。思えばもう10日間ずっと、水平じゃない生活が続いていたもんね。

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デルタの機内食がおいしかった。ボリュームたっぷり。ピントが合ってないのは、これも平衡感覚がおかしくなってるせいということで。。

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次に乗るサンディエゴ行きの飛行機が出るのは6時間後の午前11時過ぎ。ラウンジで旅日記を書く合間に、こそこそとリカちゃんの撮影など。この南極シリーズの記事もようやく終盤です。

tokotoko.hatenablog.jp