旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


建築中のサグラダ・ファミリアを見に行きたくなった

ちょっと前にNHKで放送されたサグラダ・ファミリア教会の番組がよかった。これまでに2回バルセロナに行ったときのことを思い返しながら見た。

教会最大の「イエスの塔」で装飾の指揮を執る外尾悦郎さんにスポットをあてて、ガウディが作ろうとしたものを読み解きながらそれを形にしていく過程を追うというもの。図面や設計図といった直接的な資料が残っていないため「正解」はわからないけれど、新たに発見された資料(色を付けたガラスの試作品とか)から、ガウディが考えたこと、やろうとしたことのヒントを探るという、時間を超えた謎解きというか壮大な伝言ゲームという面でのおもしろさがあった。

あと、郊外にあるという専用の巨大試作場の存在に驚いたわ。そこではこれから建設する塔の一部を実物大(!)で試作しており、資材や工法や装飾を確認しているのだって。試作したオブジェを仮につけてみて、「イメージと違う。一からやり直し」とか。とにかく手探りで果てしない。

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(2016年9月撮影)

果てしないけど、じつは果てはもう見えていて、サグラダ・ファミリアは2026年に完成予定ということになっている。数年前までは「あと150年はかかる」なんて言われていたけれど、2026年ならあと一息、生きてる間に完成した姿を見られるわけで、そうなると今度は「貴重な未完のうちに見ておきたい」という思いがふくらむのであった。完成したらしばらくはめちゃくちゃ混雑するだろうし。あと7年か。たぶんあっという間だな。いや、その前に、本当に2026年に完成するのかな?

 

▼一度目のサグラダ・ファミリアは2014年。初スペイン、料理が何もかもおいしかったのが忘れられない。生ハム~!!

▼二度目は2016年。サグラダ・ファミリアは素晴らしかったが、仕事のストレスで唇が破滅的に荒れまくっててつらかったんだった(自分の記事を読んで思い出した)。