旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


盆栽・園芸

シルバーウィークの正しい過ごし方(いぶし銀)

五連休のシルバーウィーク、遠出の予定はひとつもなし。何しろ盆栽の手入れに余念がないもので。これぞシルバーっぽさ全開の趣味。このところ日差しも気温も和らいできて、屋外で土いじりをするのに最適の時期になったなあ。 というわけで、久々の盆栽記録だ…

バイカカラマツ、健気な存在にキュンとする

盆栽のバイカカラマツが咲いた。秋から春先にかけては完全な沈黙状態(地中にあって外からはまったく見えない)なのに、四月になったらちゃんと細い茎を伸ばして薄い葉をつけるんだから感動する。この、頼りなげでいて芯がある感じ。清楚にして凛とした感じ。…

盆栽たち、萌える若草の季節

盆栽の富士桜が、今年最後のふたつの花を咲かせている。よくぞ咲いてくれた。次はまた三年後、なのだろうか。 こちらは毎年驚くほど元気なベニシタン。生命力強すぎ。性格が真っ直ぐすぎ。つぼみも花も、一切焦らしなし。バンバン咲いてバンバン実をつける。…

富士桜、三年目で初めての開花なるか?

盆栽の富士桜につぼみが付いている。 これは事件だ。だってこれ、三年前の開花時に苗を購入して以降、一度も花が咲いてなかったの。二度の春を何事もなくスルーしてさっさと葉っぱを茂らせていたのに、三度目の春にして何の気まぐれを起こしたのやら。これは…

梅の盆栽、紅白そろえて買ってきた

年も改まったことだし、自分へのお年玉として新しい盆栽を迎えることにした。奮発して、紅梅と白梅の苗木を購入。つぼみがごろごろ。園芸店のおじさんに「若いのに盆栽!?」と驚かれる。やだなあ、その反応が見たくてやってるのさ。 一緒に買ってきた鉢に植…

盆栽の鉢に、つややかな秋が訪れる

ハゼノキの葉の赤が、日増しに色濃くなっている。 大文字草の花もたくさん。この可憐さを見て!

大文字草の花が咲いた

盆栽の大文字草。ちっちゃいピンクの花が、「大」の字になってる。 ハゼノキも紅葉の季節です。

九月の盆栽記録

日中はまだ蒸し暑さも残りながら、風や空気にやっと秋らしさが感じられるこの頃。涼しくなるにつれ庭での盆栽いじりが楽になってよい。 そういえば、昨年の秋分の日に盆栽棚を自作してからちょうど丸一年だ。いい感じに味が出てきたなあと思うのだが、ただ汚…

盆栽たちに、日よけを作って夏仕様

我が盆栽棚は日当たりの良すぎる屋外にある。これからの季節、小さな彼らにとって照りつける直射日光は致命的(土がカラカラになったり、葉やけしたり)。夏を乗り切る秘策として日除けを作ることにし、植木屋で材料を見つくろってきた。 日曜大工の始まり。…

盆栽よ、君らの成長の律儀さには恐れ入る

盆栽があのちっちゃな体で季節を察知して、芽を出したり枝を伸ばしたり、ほんとよく出来てる。つい一ヶ月前まで茶色く乾いた枯れ野原みたいな奴らだったのに、いまやみんなが春を謳歌しようとしてその変容はめまぐるしい。 もみじ。芽吹きの色はやわらかい。…

近所をうごめく苔ハンターの、知られざる攻防

先週、今週は、私的盆栽強化週間であった。二つの盆栽展を見て、四つの園芸店を回って、三つの鉢と二つの苗を購入。さらに、先日作った盆栽棚に防虫・防腐剤を塗るという充実ぶり。あちこち出かけたり土をいじっくたりするのに、ちょうどいい季節なのよね。 …

秋、ベニシタンの実が紅く色づいてきた

盆栽のベニシタンの実が色づいてきた。去年より数が多いようでうれしい。うまくお正月明けまでもたせたい。 と考えて、愕然とする。お正月! もうそんなのを意識する時期なのか!(そういえば百貨店でおせち料理の予約も始まっていたような)

自画自賛、お手製の盆栽棚が完成

自分で図面を引いて組み立てた盆栽棚が完成した。すばらしいできばえ。これまで使っていた背の低い棚はこの下に置き、雨風や日差しが強いときの避難場所として使うことにする。 新しい盆栽棚の上で見るベニシタン。この実の色づき具合がいい感じだぜ。

もったいないから挿しておけ。盆栽の挿し木記録

盆栽を育てていると、小さな鉢の中でもぐんぐん枝をのばす成長力に驚かされる。が、そのままにしておくと養分が尽きて自滅する羽目になりかねないので、程良い大きさで、かつ見目よい形で剪定してやる必要がある。いろんな角度から鉢を眺めては枝をパチパチ…

バイカカラマツ、2年目の開花

可憐な、という形容がよく似合う山野草。花の大きさは1.5センチくらい、丈は7~8センチくらい。見た目は繊細だが、意外と頑丈者である。放っておいても2年目の花をつけてくれた。芯の強い無口な少女、って感じだ。凛としているところが素敵。

秋ではなくて、「春もみじ」

春もみじ。雪どけとともに芽吹いて紅色や萌黄色に染まった木々を秋のもみじに例えたもの。なんと風雅な言葉だろう。 私の鉢にも、小さな小さな春もみじ。もみじの芽ってこんな風に赤いのだ。夏にはこれが緑になって、秋にはまた赤く色づく。

鉢の中の紫式部と、小学生の紫式部たち

盆栽の変化成長が著しい時期。仕事の忙しさにかまけて少し目を離している間にも、びっくりするぐらい枝が伸び、若葉が萌え、花が咲いている。まったく、律儀ないい子たちだねぇ。 春先に買った紫式部もいい感じだ。3月はじめには枯れ木のような見てくれだっ…

盆栽の枝先から、春がこぼれだす

このところの陽気に、盆栽も本格的に活動しだした。 「なんか最近あったけえな!」 「いきなり春めいてきやがった!」 「てやんでぇ、そろそろ芽ぇ出さなきゃなんねえよ!」 「暖冬だったもんで加減がわかんねえ。とりあえず派手に出しときゃいいだろうよ!…

我が盆栽コレクション、どれもこれも愛らしい

一年ちょっとかけて増やした我が盆栽コレクションのすべて。自作の棚4つは、定員ぴったりというところだ。これからまさに芽吹きの季節、どんな変化を見せてくれることやら。 なかでも一番新しいのは、先日、盆栽展の即売所で買った紫式部。園芸店で仕立てた…

盆栽のアセビが満開、甘い毒に酔わされる

先日買ったアセビの苗。高さ15センチ足らずの木には、今を盛りに薄紅の花が咲きほころんでいる。馬酔木と書いて、「あせび」。馬や鹿が食べると、酔っぱらったようにふらふらすることが名前の由来だとか。こんなに愛らしい花ながら、こいつは有毒植物なのだ…

冬の盆栽棚に、花咲く三人娘が仲間入り

文字通り「花のない」、冬枯れの盆栽たち。これから芽を出し葉を出しするのだけれど、もうちょっと華やかな顔ぶれを増やしたいなー。 ということで、園芸店を回って花をつける樹木を品定め。いつになく暖かな冬だったため、店頭の花も開花が早まっている模様…

ミニ盆栽の、大文字草に声援を

私が育てている盆栽の中から、大文字草(だいもんじそう)を紹介してみる。去年の3月頃に苗を買い、自分で丸鉢に植え替えたものだ。 1月現在の大文字草。中央のクシャクシャしたのがそうだ。どうにも頼りなく、冬を越せるか心配。でも緑の小さな葉も出てき…

寒さに耐えて、芽吹けヒメシャラ

午前8時の通勤途中、道ばたの草に目をやると霜が降りていた。ぶるぶる、寒いはずだ。冷え込みの厳しい冬場、盆栽たちの世話には手がかかる。基本的に盆栽は屋外で育てているのだが、下手をすると朝には土が凍る。なにせ鉢が小さいので、うかうかしていると…

盆栽のふきたんぽぽが咲き、小さな春がきた

二日前にはつぼみだった、ふきたんぽぽの花。安い苗を買って(確か180円)、鉢に植え替えたのが一年前。秋冬を静かに耐えたあと、年明けとともに、一年ぶりに開花した。私の短い盆栽人生の中で、初めて春夏秋冬を経験した花です。いい加減な世話にもよく…