旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


鏡開きのランチはおしるこ

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昨夜「マツコの知らない世界」でおはぎ特集を見て、どうしようもなくおはぎが食べたくなった。その翌日の今日、1月15日。気持ちは引き続きおはぎモード……ふと、ゆであずきのストックがあったことを思い出す。そしてこれまたふと、鏡開きの日であることに気づく。おお、おしるこを食べる日だ。鏡餅はないけれども切り餅はある。そして、あんこ+お餅の組み合わせで、おはぎモードになった脳と口も満たされるはず。

というわけでお昼におしるこを食べた。間違いなくおいしかった。お正月に再確認したのだけど、お餅というものはおいしすぎる。あんことの組み合わせも最強。またいつでも作れるよう、忘れずにゆであずきを買い足しておこう。

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金沢市【クエルチャ】で、窯焼きピザとティラミスと

おいしいピザを求めて、金沢市にあるピッツェリア クエルチャへ。前にテイクアウトのピザを差し入れでもらっておいしかった&クチコミでいい評価が多くて気になっていたので。

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ランチはサラダ+ピザ+ドリンク+デザートで1300円~。ピザやデザートの選択肢によって値段が変わる。写真は能登しいたけのピザ。しいたけがめちゃ肉厚でジューシー。もちっとした生地に負けない歯ごたえで、チーズやサラミとも相性がよくておいしかった。ピザにしいたけって斬新!と思ったけど、マッシュルームやエリンギなら普通にあるもんね、同じきのこ類なんだからありだな。

 

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デザートはティラミスにした。甘くてほろ苦くてクリーミー……癒やし。ドリンクは自家製レモンスカッシュ、爽やかな甘さでおいしかった。つまり、この日出てきたものはぜんぶおいしかった。持ち帰り用にピザ生地を丸めて焼いたパンが売られていて(1個100円)、買ってみたらこれまた非常においしかった。クエルチャ、素敵。おいしいものばかり。

行く前に気にしていた問題は、0歳児連れでも大丈夫なのかどうかということ。大人が集う静かな雰囲気だと気まずいなーと思っていたのだけど、結果的には問題なかった。サービス係は子連れなのを見ると角のソファ席に案内してくれ、「お子さん用に水を用意しますか」と聞いてくれるなど気にかけてくれて心遣いに感謝。私は膝抱っこだったけどほかにベビーカー入店のお客さんもいた。うるさく騒いだり駆け回ったりするのは論外として、赤ちゃんがアーウー言うくらいなら気まずくない雰囲気でよかった。子の頭ごしにピザを食べてたから、食後、子の肩にチーズが乗ってたけどね。

なにしろピザがおいしかった、また近いうちに行きたい。

【ピッツェリア クエルチャ】金沢市泉野町1-4

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抹茶パウンドケーキと、開かずのトイレ問題

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今年最初の焼き菓子、抹茶パウンドケーキを作った。お正月に食べきれなかった黒豆入り。バターをたっぷり入れたので、しっとりどっしり仕上がった。このところよく作っていたのはバターではなくサラダ油を使うレシピだったけど(練る作業がなくてラクだし短時間でできる)、やはりこの、バターならではのずしっとした重みとリッチ感がおいしいなー。

 

それとは全然関係ないけど、今日は朝からトイレがピンチだった。トイレのドアを開けようとしたら、あれっ、開かない。扉と壁の隙間を見ると、なんということだ、内側から鍵がかかっているではないか。中には誰もいないのに、いったいなんの弾みでこうなってしまったのか。押しても引いても開かないので不動産屋に連絡。しかし困ったことに、トイレが使えないとなるとなぜか尿意が募ってくる。解錠作業が終わるのを待てず、結局、近所のガソリンスタンドにトイレを借りに行ったのだった。ふー。あわてふためく私と夫を横目に、0歳児は我関せずの平然とした態度だった。そりゃそうだ、ヤツはおむつだもの。おむつ最強。

お題「今日の出来事」

お題「今日のおやつ」

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お正月恒例のお菓子、おみくじ入りの「辻占」で運だめし

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今年のお正月にも、恒例の辻占を食べた。辻占はお正月に食べられる石川県の郷土菓子。中にはお告げの書かれた小さな紙が入っている。3つ選んで開くのがならわし。これを見て一年を占うのが楽しい。

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2020年の3枚はこれが出た。

・まつ人がある

・福がまいこむ

・すまないなどと水くさい

全般的にいい感じな気がする。「まつ人がある」「福がまいこむ」はおみくじによくあるフレーズだけど、「すまないなどと水くさい」っていうのがおもしろい。なんか見覚えがあるなと思ったら、去年、同じのを夫が引いていた。このお告げ、全部で何種類あるんだろうなー。内容や言い回しが絶妙に古風で解釈の余地があって、どれも味わい深いんだよね。

 

ちなみに夫の3枚はこれ。

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・手を取りて二人づれ

・あとのたのしみを

・きっとそえます安心

「きっとそえます安心」って。セコムのスローガンか?って感じで笑ってしまった。 この3枚の解釈は、「夫婦で協力して、老後の楽しみと安心のために備えよう」といったところか。大事なことだ。めざせ、2千万円……!

 

▼2019年の辻占 

www.tabitoko.com

 ▼2018年の辻占

www.tabitoko.com

お題「今日の出来事」

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寛容な夫、調子のいい妻、結果的に初たいやき

昨日図書館に行ったのだが、返却期限ぎりぎりの本を返すのを忘れて帰ってきた。ということに今日気づいた。あー、期限切れで延滞状態になってしまった。やっちまったよ、私はうっかり者。家の本棚に残された一冊を情けない気持ちで見つめる。本のタイトルは、『賢い子を育てる夫婦の会話』……。子の賢さの前に、まずは自分のうっかりぐせを直してからだな。

それを見ていた夫、「今から返しに行ってくる」と言ってさっと出かけた。救世主あらわる。私だったら「なんで返し忘れたの」「もっと確認すればよかったのに」「あーあ、また図書館に行かなきゃねぇ」などのセリフを連発するところだが、夫はマイナス発言ゼロだった。優しい……いい人すぎる……ていうか私の心根がきたなすぎるのか。私、うっかりぐせを直すのとともに、夫の寛容な姿勢もおおいに見習わねばならぬと反省しました。

図書館から帰ってきた夫は、甘さと香ばしさがブレンドされたいいにおいをまとっていた。このにおいは!! たいやき!! 

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土九のたいやきを買ってきてくれた。本を返しに行ってくれただけでなく、おみやげ付きとは。もう一年以上ハマっている土九のたいやき、去年一年で30回は食べた我が家の超超定番おやつ、今日のこれが2020年のたいやき初め。いやあ、うれしいな。

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季節限定のチョコレートクリーム味。食べながら、「今日たいやきを食べることができたのも、きっかけとしては昨日私が本を返しそびれたおかげだなー」などと考えている自分がいた。我ながらどんだけ調子がいいのか(←反省が足りてない)。

今年の目標

・本をたくさん読む(借りた本は期限内に返す)

・謙虚さと寛容さを忘れない

・おやつをおいしく食べられる環境を維持(時間的余裕、健康、体重など)

今週のお題「2020年の抱負」

お題「今日の出来事」

お題「今日のおやつ」

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正月4日目の朝食は、お雑煮ではなく、ずんだもち

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お湯で溶くだけでずんだもちが作れる「ずんだもちの素」なる商品を見つけたので買ってみた。ずんだ好きとしては、思い立ったときにすぐずんだもちが食べられるとは、たいへん魅力的かつ頼もしいアイテムだ。三が日の朝ごはんはずっとお雑煮だったが、1月4日の今朝は趣向を変えてずんだもちにしてみた。うす緑のさらさらした粉にお湯を注いで混ぜる。本当にあんこ状になるのだろうかと半信半疑。

 
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よく混ぜた結果、とろりとしたあんこ状になった。思った以上に粒感もある。焼いたお餅にかけて食べた。枝豆の味と香りがばっちり。粉っぽさや変なにおいもなくておいしかった。実に手軽で素敵、お餅を食べる楽しみが一気に広がるわ。作ったずんだあんは、お餅だけじゃなくトーストとかアイスクリームにのせてもおいしそう。 

丸美屋のこのシリーズ、ずんだのほかに、くるみだれ、ごまみそだれ、栗あんなどのバリエーションもある。どれも気になるなー。

お題「朝ごはん」

麩と甘いものは別腹。金沢【不室屋カフェ】の生麩カレーと麩あんみつ

友人と待ち合わせて金沢駅にある不室屋カフェへ行く。不室屋はお麩の専門店。私はお麩が好きである。生麩、車麩、油麩、すだれ麩。汁物にうかべるだけがお麩じゃないよ、煮たり揚げたり、モチモチだったりふわふわだったり、お麩の可能性と多様性はものすごいよ。

www.fumuroya.co.jp

不室屋カフェのランチはもちろんお麩づくし。メニューには、麩と湯葉のどんぶり、麩入り鶏つくね、くるま麩のフレンチトーストなどが並んでいた。どれも魅力的、さすがお麩屋さんだなーという個性的なラインナップ。

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私が選んだのは、生麩カレーくるま麩カツのせ。生麩の魅力はなんといってもその弾力、むちむちした歯ごたえがたまらない。カラッと揚がったカツは表面サクサク、中はこれまたむちむちふわふわ。サラサラのカレー、ゴマ入りごはんのプチプチと合わさってどこを食べても食感が絶妙だった。汁物(もちろん麩入り)は7~8種類から好きなものを選べる。冬限定、梅の形の麩が入った吸い物にした。小鉢には漬物のほか、お麩のしぐれ煮。しぐれ煮、初めて食べたけどめちゃおいしかった。家でも作ってみたい!

食べ終えて、「もうお麩はじゅうぶんだね、お腹いっぱいだね~」と言った舌の根も乾かぬうちにデザートを注文。これまたお麩づくしのメニューで、麩まんじゅうはまあわかるとして、お麩パフェ、お麩ぜんざい、お麩のせカップケーキ(!)など。

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麩あんみつを注文。三色の丸いのは、白玉団子ではなくもちもちのお麩。お花もお麩。カレーのあとに「お麩はもういらん」と思ったのは何だったのか、「もちもち~!お麩おいし~!」と言いながらあっという間に食べきった。まあ、そうなるであろうことはうすうす(というか完全に)気づいていたけどね。友人が食べていたお麩パフェもおいしそうだったので、次の機会にはそっちだな。

▼ご当地の麩が気になる。こちらは東北名物「あぶら麩」のアレンジ料理。

www.tabitoko.com

お題「今日の出来事」

お題「今日のおやつ」

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2020年の目標。健康に、甘いもの好きを貫きたい

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2020年、あけましておめでとうございます。元日の朝は、お雑煮、伊達巻、ままかりの酢漬け、黒豆、数の子ときゅうりのわさび漬け、生ハム。好きなものばかりを少しずつ食べる、幸せな朝ごはんスタイル。とりあえず三が日の間はこんな感じで。

 

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おやつには福梅を食べる。石川県における正月菓子といえばこれ。紅白の梅のかたちのもなかに粒あんが入ったもの。年末年始はどこの和菓子屋さんでも作っている。うちでは2店の福梅を用意した。

 

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夜は夜でカステラを食べる。夫と、「ごはんでお腹はたまったけど、それとは別に何かしら甘いものを食べたい気持ちがある」「完全に同意します」とか言いながら。甘いものはそれだけでも幸せだが、飲み物を用意したり「おいしいねえ」と言い合ったりするこの時間こそがなんと平穏で幸せなことよ、と思う。一日を無事に終えて、自分を、そしてお互いをねぎらいつつ甘いもので締めるひととき。

そういう時間をたくさん持つことが、今年の目標というか希望。甘くておいしいものをたくさん食べるっていうのと、それをかなえるために健康かつ時間や気分やお金の余裕を持つこと。私にとって、甘いものは、活力であり動機でありご褒美。

 

今週のお題「2020年の抱負」

お題「今日のおやつ」

お題「今日の出来事」

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シュトーレンと柚子ココアパウンドケーキとハーブスのサンタクロース

クリスマスイブもクリスマス当日も、特に何もしないまま過ぎていった。イブの夜ごはんは自宅で「チキンとポテト」……といえばクリスマスっぽいけれど、実際のところは、じゃがいもと鶏もも肉の煮物であった。甘じょっぱい味付けでごはんがすすんだわー。

 

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いわゆる「クリスマスケーキ」は用意しなかったけれどシュトーレンは買ってあって、数日前から少しずつ切り分けて食べた。サンニコラ(野々市)のシュトーレン。表面が薄くチョココーティングされていておいしかった! さすがチョコレート店。こんなアレンジ、他の店では見たことない。

 

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クリスマス当日、思い立ってパウンドケーキを焼く。柚子ジャムとココアパウダーを入れた。クリスマス感はないが、ほろ苦さがあってなかなかおいしい組み合わせになったと思う。夜、夫は出張で不在のためひとりでカットして食べる。メリークリスマス……!

で、あと1時間ちょっとでクリスマスが終わるという時刻に夫が帰宅したのだが、その手には、ハーブスの黄色い箱が。うわああああ、嬉しい! サンタさん現る!!!

遅い時刻なので食べるのは明日にしようと思いつつ箱をそっと開けると、カットケーキが一つ。えっ、一つ? どういうこと? 「君のためのプレゼントだよ、僕はなくていい」という意味か? 都合よく解釈しようとしたら、夫いわく「ショーケースの最後のひとつだった。これでもう売り切れ」と。なんとまあ、駆け込みぎりぎりの貴重なケーキというわけか。ケーキにも夫にもありがたみが増すというものよ。ということで翌26日の朝、ケーキをはんぶんこして食べたのだった。いい話。

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おまけのサンタさんがかわいい。ケーキはコーヒークリームとふわふわスポンジがおいしいモカケーキでした。

お題「今日のおやつ」

アメリカと北欧、甘いとしょっぱいが出会うおいしいおやつ

数日前に発見した、すばらしい組み合わせのおやつ。

アメリカみやげのチョコレート(中にピーナツバターが入っている)を、ふとした出来心からスウェーデンみやげのジンジャーシナモンクッキーでサンドしてみたら、これが非常においしかった。

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チョコとクッキーの大きさが似ていたので思いつきでやってみたのだけど、あまりにもおいしかったので夫にも勧めてみた(好評だった)。薄いクッキー生地をサクッとかんだ歯が、間髪入れず、やわらかなチョコレートにぐにゅっとささるのがいい。ピーナツバターは塩味が効いていて、これがチョコの甘さを際立たせるというか後味を引き締めるというか、いい仕事してるなあという味わい。そして全体を包み込むシナモンの余韻。アメリカとスウェーデンからそれぞれやって来たお菓子が、いま日本で一体化していることの奇跡……!とか思いながら食べた。

▼Amazonにもあった。このクッキーで、

▼このチョコレートをはさむ。

 

甘いお菓子に塩を足す効果の大きさもさることながら、その前に、そもそもチョコレートの中にピーナツバターを入れるという発想が大胆。カロリー的な意味で破壊力がありすぎる。ジャンクすぎる。しかしそこがいい。今度からアメリカみやげはこれ一択で、っていうくらい気に入った。リーシーズ、その名を覚えておこう。

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お題「今日のおやつ」