旅と日常のあいだ

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5歳と行く台湾④ おすすめパイナップルケーキ、夕食に魯肉弁当、予定外の龍山寺

台湾旅行記の続き。

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屋台の蒸しパン、台北犁記餅店のパイナップルケーキ

天燈上げの十分から、電車とバスを乗り継いでホテルに戻ってきたのが16時前。ホテルの目の前に朝はなかった蒸しパンの屋台が出ており、超でかいのを150元で購入。厚さ10センチくらい、大きさは子どもの顔くらい! 好きなだけちぎってむしゃむしゃ食べる。子は「なんかパーティーみたい」と喜ぶ。昨日はドーナツ、今日はアイスにレモンゼリージュース。確かに、連日のおやつパーティーだ。

黒糖蒸しパン。この大きさよ。うれしくてベロが出ちゃう~。

お疲れ気味な夫を部屋に残し、私と子どもでパイナップルケーキの店へ。事前に調べて良さげだなーと思っていた台北犁記餅店という店舗が、ホテルから徒歩10分の距離だった。標準仕様のパイナップルあんのほか、オレンジピール入り、クランベリー入りなどを爆買い。帰りのスーツケースで一番場所をとってたのがこれらだった。パイナップルケーキは甘みも香りもはっきり強め。生地は甘すぎず油っぽさがなく、食べやすくておいしかった。オレンジピールやクランベリーは苦みや甘酸っぱさがプラスされて、これも美味。→「台北犁記餅店」をGoogleマップで見る

ついでに隣のスーパーマーケットをのぞく。海外の地元スーパーはとても楽しい。子にねだられてチョコチップクッキーを買う。台湾ぽいというわけでもなく、普通によくある感じのもの。パーティーだから仕方ない。

ホテル周辺。大きな構えのビルが立ち並ぶかと思えば、

 

路上にはどこからともなく屋台が出現。一日のなかでも、時間帯によって場所やジャンルはさまざま。サンドイッチの店、おかゆや小籠包の店。写真は夕方、フルーツの店。

 

梁記嘉義雞肉飯で夕飯持ち帰り

部屋に戻り、さて夜ごはんをどうするか。小籠包をまだ1回しか食べてないし(昨日の朝食)、夜市リベンジもしたいけど、子はまたも「店じゃなくて部屋で食べたい」と主張。ホテル近くの店で持ち帰りすることにした。台湾が外食主流の文化でよかったわ~。持ち帰りの店がいくらでもあって、しかも安くておいしい。

昨日とは別の店、梁記嘉義雞肉飯という食堂へ。ホテルから徒歩10分ほど。

店の前の様子。発券機があって、持ち帰り客が順番待ちしている。

外帶専用の用紙を渡される。外帶(わいたい)=持ち帰りのこと。印をつけて提出。魯肉弁当(味付け玉子)、魯肉弁当(目玉焼き)、たけのこ炒め、魚の揚げ物、白飯で合計340元。

左が目玉焼き魯肉弁当。おかず3種は店のおまかせが入る。右は別注文のたけのこ炒め、思った以上のボリュームだった。気がつけば炒めものだらけ、しかしどれも素材を生かしたシンプルな味付け。目玉焼きに隠れて見えないけれど、なんといっても魯肉が最高だった。とろとろ甘じょっぱスパイシーで、ごはんが永遠にすすんでしまう。子は別注文の白飯と、取り分けたおかずを完食。この食事が、台湾に来ていちばんの食べっぷりだった。私もどれもおいしかった。おやつに買ったカステラもまだまだ残っていたのでデザートとして食べた。

→「梁記嘉義雞肉飯」をGoogleマップで見る

龍山寺、三越の無印良品

食後、あとは部屋でゆっくりするだけのつもりが、子が「もう少し地下鉄に乗ってどっか行きたい」。ごはんを食べてパワーアップしたらしい。それならばと食後の外出。夜市に行くにはもう満腹だし、中山駅の誠品書店に行くことに。ところが乗車後に「もっと長く乗りたい」ということで、目的地を龍山寺に変更。

ライトアップされた龍山寺。すみずみまで荘厳であった。子の気まぐれがなければ来ることはなかった。行き当たりばったりも悪くない。

龍山寺駅の駅ビル(?)。天井飾りが派手!

ひととおり見て回ってまた地下鉄へ。中山駅で降りて、誠品書店ではなく三越の無印良品に寄ってみた。品揃えは日本の店舗とほぼ同じ。日本語表記のパッケージでそのまま売られているものが大多数だった。台湾限定品をいくつか購入。ドライフルーツ(パイナップル、マンゴー)とか、お茶をまぶした梅のお菓子とか。アプリ(MUJIパスポート)のポスターがでかでかと貼られていたので、日本と同じようにマイル(ポイント)が貯まるのかと思って提示してみたけど、日本のアプリは使えないとのことだった。でも、店舗のチェックインマイルは加算されてた。

21時前にホテルに戻る。シャワー、はみがき、ベッドでかまくらごっこ。22時、子は横になって30秒ほどで寝た。夫も。明日の午前中には空港に向かうので、私はひとり荷物の整理。そしてスマホのメモ帳に日記を書く。(忘れないよう、わりとリアルタイムでメモを残していた。時系列のできごと、使った金額、自分の感想、子どもの名台詞など。あとから見返しながらこのブログを書いてる)

荷造りとか日記とか、この時間きらいじゃない。旅が終わることに、さみしさよりも安堵感。早く無事に終えて、無事で楽しい旅だったということを確定させたい気持ち。そのうえでまた次の計画を楽しみに立てられたらいいなという、そんなことを考えていた。

24時、天才的パッキングスキルをいかんなく発揮し、増えたお土産のすべてをスーツケースにおさめた。我ながら、洋服の圧縮袋の使い方が神がかってる。満足して就寝。この日は最高気温34℃だったらしい。暑かったわけだ。

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