旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


おでんや煮物の残り汁で炊き込みご飯

タイトルのとおり。

おでんや煮物を食べ終えたあと、鍋に残った煮汁を捨てるのがもったいなくて葛藤がある。肉や野菜のだしがめっちゃ出ていておいしいはずだし、流しに捨てるのは環境衛生的にもどうなんだろう、という。

そう思いながらも長年そのままサヨナラしてたのだけど、炊き込みご飯に使うことを思いついてやってみたら、これがもう最高だった。なにしろ手軽。なんで今までやらなかったのか…。ここまでの人生における残り汁の総量を思って愕然とするわ。

作り方は、炊飯器にお米と残り汁を入れるだけ(目盛りに足りない場合は水を追加)。上にきのことか油揚げとか適当な具をおいて炊く。残り汁に溶け込んでいたもろもろの成分の効果なのか、のせた具以上の味わいがある。練り物やこんにゃくのかけらが入っているのも得した気分。なにより、まだ食べられるものを捨てるいう罪の意識から解放されるのが大きいな。

というわけで遅まきながらも「おでん 残り汁」で調べてみたら、まー出るわ出るわ、いろんなアレンジが見つかって、なるほど~~~ってなってる。本当に遅まきながら。カレー、だし巻き卵、親子丼などなど。なかでも「これはうちにぴったりだ」と思ったのが、お好み焼き! だしを入れたらおいしいのはわかってるけど、面倒なのでいつも省略。でもそこにおでんの残り汁があれば、きっとおいしいに違いない。早く試したい……!

いま、おでんの残り汁ほしさにおでんを作りたくなっているという本末転倒な心情なのだけど、煮汁が残ることを恐れる必要がなくなったのがとてもうれしい。このところお好み焼きの登場頻度が高い我が家だが、加えて「おでん→翌日、お好み焼き」という新たなパターンになる予感。

 

f:id:lovestamp:20220113001850j:plain

関係ないけど、金沢市で行われた消防出初式の一斉放水を見に行った。城址公園に市内の分団が集結し、裸ふんどしの男たちがホースを掲げて高さを競うように水を放つ。豪快で盛り上がる。消防車も勢揃いなので、はたらくくるま好きの我が子は大喜びかと思いきや、水の煙幕とふりかかるしぶきに驚いて、始まった途端に「おわれ~! おわれ~~!」と叫んでいた。ええっ!? 予想外すぎて口あんぐり。いや、よくよく考えたら予想できたか。今から何が起こるかまったく知らずに見てたら、そらびっくりするよね。しかし「おわれ~!!」って。「怖くないよ、大丈夫だよ」と抱きしめながら、子の正直さと遠慮のなさに笑ってしまったよ。