引き出しにしまいこんであったガラスペンを出してきて数年ぶりに使った。インクが固くなってるかも?と思ったけど問題なし。ペン先をブルーブラックの瓶に浸し、姿勢を正して文字をつづる。
なんでガラスペンを使う気になったかというと、友人から「サンタクロースのつもりで手紙を書いてくれ」と頼まれたから。子どものクリスマスプレゼントに「サンタさんから」の手紙を添えたいけれど親の文字だとすぐばれてしまうから、そうじゃない人の字で書いてほしいとの依頼。いいなあ、そういう企みは大好き。ボールペンや油性マジックより、インクの揺らぎがでるような筆跡がサンタさんのイメージだなあと思ったときにガラスペンの存在を思い出した。
友人の子が手紙を開いて「サンタさんからだ!」となる瞬間を想像するとニヤニヤがとまらない。私も小さいときにサンタさんからの手紙をもらったけど、そして今考えるとどう見ても母親と同じ文字だったけど、そのこととサンタクロースの正体を結びつけて考えることはまったくしてなかった。本当に本物のサンタさんが手紙を書いてくれたのだと1ミリの疑いもなく思ってたし、嬉しくてびっくりしてめちゃくちゃ興奮したのを覚えてる。ガラスペンの手紙がそれくらいのインパクトを残せたら、私にとってもすごく嬉しいクリスマスだな。
うちの子・作。幹が元気。
▼ガラスペンとインクを買ったのは13年も前だった。(そんな前からブログを書いてるのにも驚く)