うちでプリンを作った。型から外さない、とろけるタイプの柔らかプリン。どちらかといえばプリンは固めが好きだけれど、とろけるタイプもまた美味しい。最近は昔ながらの固めプリンが人気というか復権の傾向らしいが、どちらもそれぞれ良さがあってどっちも好き。だいたい、甘くて濃厚でふるふるしているものはそれだけで美味しいのだ。
しかし今回はカラメルソースの出来がいまいちだった。火の通し方が足りなかったため香ばしさ・ほろ苦さがじゅうぶんに出ず、ただの甘くて茶色い砂糖水になってしまったのが課題。スプーンですくったとき、カップの底からじゅわっと出てくるほろ苦いカラメル味、あれがあってこそのプリンだと思う。カラメルづくりを追求せねば。
食べるときのアレンジとして栗の渋皮煮をのせてみた。昨年の秋、小布施の栗で作って大事に保存していたもの。これまた美味しかった。
ところで、今回作ったプリンのレシピでは卵は黄身しか使わない。卵白が余ってしまうことが悩ましいのだが、それらは料理にうまく活用できた。
活用法その1、炒り卵にして、ナス&豚肉と一緒に炒めてカレー粉で味付け。カレーの黄色のおかげで見た目がさびしくならない。味もさびしくならない。
活用法その2、きのこや葉物野菜とあわせてかきたまスープにする。野菜をたくさん入れて味や食感をにぎやかにすれば、卵白だけでじゅうぶん美味しいかきたまスープになる。
これからは、卵白問題を気にすることなくプリンを作れる。また近いうちに、今度は固めプリンに挑戦してみようかな。