旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


春はまだ先だけど、スタバのさくら抹茶ドリンク(むしろ桃)

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スタバの新しいチルドドリンクを買ってみた。「さくら抹茶withさくらジェリー」とな。

ひとくち飲むと確かに桜の香りを感じた。桜葉の塩漬け的な、あの香り。ドリンク全体としては抹茶ラテ。たまに桜がフッと鼻をかすめていく。柔らかめのゼリーが入っているので、ストローでずずっと吸いながら飲む。職場のデスクで飲むにはちとお行儀が悪いわね、と思いながらずずずっ。このゼリーが、桜でも抹茶でもなく桃味…。えっ? 味覚に不安を覚えながらカップをよく見たら、原材料として堂々と「もも果汁」と書いてあった。そうですか、桃ですか。商品名の「さくらジェリー」とは一体。

途中まで飲んでどんな色をしているのか気になったので、上部のアルミ蓋を破って中をのぞいてみた。ドリンクは抹茶ミルク色だった。ゼリーは、ドリンクに完全に浸かっている&ストローですくい上げることが困難なため、色を確認することはできなかった。桃色だったのかな…?

天気予報にまだまだ雪マークが出てくる北陸において、桜の便りはだいぶ遠い。桜ドリンクなんて気が早いわと思う一方、もうそんなのが出てくる時期なのね、春は近づいているのねと気持ちが浮き立つのも事実だ。「もも抹茶」じゃそうはいかないんだよな、「さくら抹茶」だからこそだよな。

北陸は普通に雪の日。シュウマイを作って食べる。

関東でまとまった積雪があり大きなニュースになった週明け。大雪に備えろ、気をつけろ、不要不急の外出は控えろという呼びかけを聞きながら「がんばれ関東勢~」と思っていたら、同じ頃ここ石川県でも大粒の雪が降り始めた。それも、短時間でみるみる積もるタイプの。職場の窓から外を眺めていると、道路も民家の屋根も笑えるくらいあっという間に白くなっていく。やば、めっちゃ降ってる。

関東に気を取られて油断してたぞ、こっちも降るなんて聞いてないんですけど! 予定外の天候に困惑しつつ、いやいや、そもそも何も言われなくても普通に雪が降る地域だったわ、と思い直す。2月はじめの北陸だもの、雪は当たり前に降るものなのだった。今冬は妙に気温の高い日があったり、北陸らしからぬ青空が広がったり、なんだか春っぽいなと感じることが少なくない。が、こうやって雪が積もると「あっ、まだまだ全然冬だったわ」と思い知らされるね。

 

 

そんななか急に思い立ってシュウマイを作りたくなり、皮とひき肉を買って帰った。シュウマイ好きの子どもに、そうと知られず野菜をたくさんとらせるべく、塩もみしたみじん切りキャベツとえのきだけを山ほどいれて肉をこねる。製氷皿にシュウマイの皮を置き、中心に肉だねをのせて指で押すという方法で成形。蒸し器ではなくレンジで加熱した。

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想像以上においしくできた。が、子は「やったー、シュウマイ大好き」と言ってたわりに2個しか食べず。野菜入れすぎがバレたのだろうか。いっぽう私は10個くらい食べた。野菜が多いゆえなのかジューシーで、小籠包的なおいしさもある。簡単にできるからまた作ろう。次は、子がもっとパクパク食べる配合と味付けを編み出したい。

自分で作るシンプルな抹茶オレが一番おいしい

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抹茶オレが好きだ。いろいろ試して最終的にたどりついたのは、抹茶そのもの。辻利の「さらっととける抹茶」が使いやすくてよい。

お湯を注ぐだけのスティック状の商品はたくさんあるけど、甘みやミルク分が好みじゃなかったり甘味料の後味が不快だったり。結局のところ、余計なものを入れずに自分で作るのが最上という結論に達した。じつは作る手間も大したことない。

マグカップに抹茶と砂糖(あるいははちみつ)を入れてよく混ぜる。牛乳を注ぐ。レンジで温める。それだけ。シンプルイズベスト。この抹茶は名前のとおり本当にさらっと溶けるので、ダマにならなくてストレス知らず。(普通の抹茶だとダマになりやすいしカップの底に残る。それを防ぐために先に少量のお湯で溶かねばならないが、これは不要。便利やな~)

あまりに手軽であまりにおいしいがゆえ、夜遅い時刻にもささっと作ってしまうのが難点である。カフェイン……カロリー……って思いながら、今夜もこれから飲もうとしている22時50分。

 

 

 

ミスドのレアメニュー「ポン・デ・ゴールデン&ストロベリー」に出会った

手持ちのポイントやらクーポンやらを積極的に使った一日。

ミスドにて、アンケート回答で入手した半額クーポンと、福袋のドーナツ引き換えカードで会計。

餃子の王将のクーポンがあったことを思い出し、餃子をテイクアウト。2皿買うと1皿無料、使わにゃソンソン。

それから、森見登美彦の新刊『シャーロック・ホームズの凱旋』を楽天ブックスで買った。ポイント利用で1000円引き。

アマゾンのギフトカードが手に入ったので、子どものリクエスト品(おもちゃ)を買った。

……と、クーポンの恩恵をあれこれ享受した。そもそもクーポンがなければミスドにも王将にも行かなかっただろうから来店促進のレールにまんまと乗っかっただけとも言えるけど、満足感を得たことは事実なので良しとしよう。

あと、ミスドの「ポン・デ・ゴールデン&ストロベリー」が想像以上においしかった! ポン・デ・リングの上位版。写真では見えないけど表面にストロベリーチョコがコーティングされていて、もちもちポン・デ・リングと、ざくざくカリカリゴールデンの組み合わせが最高。このドーナツ、公式サイトには載っていない。店頭には、サイトには載らないけど密かに不意打ちで登場するレアドーナツというのがたまに存在しているのだ。まったく油断ならない。たまたま出会えたのもクーポンのおかげ、ということにしておこう。

 

スタバで抹茶あんバターサンド。ドライブスルー店限定メニューの存在を初めて知った。

仕事を早めに切り上げてスタバへ。有効期限の迫るドリンクチケットを何としても使うために時間休を取った。イェーイ。ちらちらと雪が舞う中を歩いていく。いいサイズの丸テーブルとフィット感ある椅子の席で居心地よし。

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ホットのホワイトモカ、エスプレッソショット追加、キャラメルソース追加。マグカップにたっぷりの甘くて温かい飲み物は、寒い時期の一番の癒し。一緒に抹茶あんバターサンドも食べる。パンだけでなくあんこも抹茶なのがおいしかった。あとで調べたらドライブスルー店の限定品のこと。そんなのあるのね、知らなかった。(ドライブスルーの利用ではなく、普通にイートインでも注文可能)


カフェモカを飲みながら『続 窓ぎわのトットちゃん』を読み終え、万城目学『とっぴんばらりの風太郎』を読み始め、1時間半ほど過ごした。帰りにセリアに寄り道。SNSで見かけたエジプトのクッキー型がほしかったのだけど売り切れていた。残念。ツタンカーメン型が超かわいいのでほしくてたまらない。今度別店舗で探してみよう。

 

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その間にも雪は降り続け、保育園からの帰り道は、足元はびちゃびちゃの積雪&横向きの雪が顔に降りかかるという悪条件だった。しかし子はそんな前提などお構いなしで、「やった〜、雪だ!ぜんぶの地面に足あとをつけるぞ!」と大喜び。わざわざ雪の多い部分を選んで、張り切って踏みしめていた。たくましいのぅ。その様子を見てたら私も元気でた。

 

パン教室で食パン作り。自分で作ったとは信じられないおいしさ。

金沢の人気ベーカリー「シンタテベイクストア」でのパン教室2回め。食パンの作り方を教わる。先生のデモンストレーションを見るのと、自分たちで実際に手を動かすのと、半々くらい。先生のポリシーは「できるだけ身体的労力のかからない製法を採用する」ことなのだけど、そのとおり、こねる作業がゼロだった。一般的にパン作りといえば、ひたすら生地をこねてのばして打ちつけてという重労働が必須なイメージだけど、まじでそれが一回もなかった。それでもパンができるのか!という驚き。

 

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教室で、自分で作ったパン生地。最終発酵途中のこの状態で持ち帰った。冷蔵庫で一晩おいてから、自宅のレンジオーブンで焼いて仕上げる。

 

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焼き上がったのがこちら。表面がかなり焦げてしまった! 先生の示した目安温度&時間のとおりにやったのだけど、うちのオーブンのくせみたいなものもあるだろうしなー。(それぞれの家によって当然ちがうわな) どうやら上からの熱が強すぎた模様。まあ一回目はこんなもんか。次回作るときに修正できればよい。

 

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ちなみに先生が店のガスオーブンで焼いた食パンがこれ。完成品を一人1本ずつ持たせてくれた。表面だけでなく側面にも焼色が均一についていていかにもおいしそう。私が焼いたのと同じものとは思えん。

 

さて、肝心の味はというと。先生が焼いたのはもちろんだけど、自宅で焼いたパンもめちゃくちゃおいしかった。表面こそ焼きすぎたものの、中はちょうどいい具合。しっとり柔らかいのと同時に、むっちりした強いかみごたえあり。すごく好きな系統の生地だった。柔らかさが、へなへなしてるんじゃなくて、ふるふるしてるんである。これまでは擬態語でしか表現できなかったこの感じ、パン屋さん的には「高加水パン」というのだと初めて知った。食パンの加水率は70%くらいが一般的なところ、今回のレシピは80%超え。しっとり・ふるふるレベルが、未知。

 

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焼きたての食パン、何もつけずにそのままでひたすらおいしかった。自分で作ったとは思えない。子どもも「めっちゃくちゃおいしいな! これおかあさんが作ったの? 自分で作って自分で食べてるの? すごいじゃん!」と、おもしろい褒め方をしてくれた。

丸いのは、食パン型に入らなかった余り生地で作ったくるみパン。こぶし大に丸めてそのまま焼いた。表面が全体的にパリッと焼き上がってこちらも格別なおいしさ。レーズンやチョコを入れてもいいし、同じ生地であれこれアレンジできるの楽しい。

とりあえず、作る手順やコツの記憶が新鮮なうちに自宅でいちから作りたい。強力粉とドライイーストを買ってこないと。

ミスドのゴディバドーナツ。もう一歩なにか物足りない。

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子のインフル回復&保育園復帰を祝し、ミスドの新作ドーナツ【misdo meets GODIVA】を食べた。ゴディバのエレガンスをまとわせたプレミアムなコレクション、という触れ込み。抽象的なことしか言ってないのになにやら素敵に聞こえるのは、ゴディバの名声ゆえなのか。

全4種の中から「キャラメルショコラ」を選ぶ。ガトーショコラのような生地に塩バターキャラメルクリームのトッピング。ドーナツはしっとりほろほろ、意外なほど口溶けが軽い。これはおいしい!対してクリームはねっとり濃厚。キャラメルはもっとほろ苦さが強く出てるほうが好み。ロゴがプリントされた正方形、ただの飾りの厚紙かと思いきやチョコレートだったのはポイント高い。

全体的にちゃんとおいしいけど、びっくりするレベルではない。想像できる範囲のおいしさ。これで324円は高すぎる、というのが率直な感想である。ゴディバの名を冠せずとも、ミスドの普段のチョコレートシリーズでこんな味がありそうな…。リピートはしないつもり。

と言いつつ、同シリーズのホワイトチョコ&プラリネが気になっている。ホワイトチョコ好きとしては、絶対においしいだろうなと思う。でもそれが324円に見合うものかどうかはわからないけど。

歯医者とずんだアイス

歯医者にて、治療中の歯に仮の被せものを付けた。「粘着性のあるものは控えてください」と言われる。勢いよく「お餅はだめですかっ?」と聞いた私に、先生は「だめ」と即答。まあそうだよね、この世で一、二を争う圧倒的粘着性だもんね、お餅。

お正月が過ぎ、鏡開きが目の前というこの時期、我が家には餅のストックが大量。常温保存も冷蔵庫にも冷凍庫にも、丸いの四角いの、白いの紅いの、豆入りにヨモギ入りと多様性バンザイ!な品揃え。お餅大好き人間なので日々食べても飽きないのだけど、そうかそうかしばらくお餅は我慢の子……。

歯医者を出て、必要な買い物があったのでスーパーに寄る。必要ではないのにアイスの棚を物色していたら、ハートを狙い撃ちの商品を発見。ずんだアイス!! ずんだ好きとして見逃すことのできない逸品!

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しかもこれ、ずんだの提供元として私が絶対的な信頼をおいている「ずんだ茶寮」(ずんだのお膝元・仙台にあります)監修じゃないですか。いつのまに発売してたの、なんで今まで気づかなかったんだろう。光速でカゴに入れて会計をした。

で、家に帰ってうきうきわくわくしながら食べたのだが、スプーンですくった瞬間、「あっ!!」ってなったよね。これ、ずんだ「もち」アイスじゃん! お餅はいってるやーーーん!

買うときには気づかず、ずんだアイスだと早合点していた。ずんだあん&アイスだと勝手に解釈していたのだが、改めて見れば間違いようになくでかでかと「ずんだもち」って書いてある。ちゃんと「もち米使用」って書いてある。買うときにはそれが見えていなかったという点、よくある『人は見たいものしか見ない』的な言い回しって真理だなあ、などと深く感じ入ったのであった。

ずんだ「もち」アイスは、その名のとおりのおいしさだった。表面のずんだあんは粒感がしっかりあって豆の香りもよし。もち部分は、歯の被せものに触れないよう位置を調整しながら慎重に。そろりそろりと口に運んだため、いまいち存分に味わいきれなかったのが残念だ。

さらに残念なことに、こんなに気をつけていたのに、翌日、被せものが外れた。歯磨きしてたらポロッと。お餅のせいではない、…と思いたい……。

 

七草ごはんと、型抜きクッキーづくり

1月7日の朝、七草がゆならぬ七草ごはんを食べた。フリーズドライの七草セットを買ってあったのでおかゆにそれを混ぜるつもりでいたのだけど、この日に限って寝坊。炊飯器の「おかゆモード」を設定しようとしたら仕上がりは65分後で、えっ、そんなに時間がかかるなんて予想外、ぜんぜん待てない。仕方ないので早炊きモードで炊飯し、30分後、ほかほかごはんに七草を混ぜた。なにせ七種も入っているので、際立って香り豊かな菜飯、って感じ。悪くない。家族みんなが息災であれ。

* * * * *

子のリクエストにより、型抜きクッキーを作った。もともと子どもが自分で「14日にクッキーを作る」と決めてカレンダーに書き込んでいたのだけど、思い立ったらすぐに作りたく(というか食べたく)なった模様。私が「14日に作るって言ってたじゃん」とごねてみせたところ、「ちょっとまってて」と言いおいて画用紙に何やら書き始め……。数分後、「これ見て」と渡してきた紙に、「やっぱり7にちにクッキーをつくる」と書いてあった。何だろうこの理屈っぽさというか、外堀からきっちり埋めてくる戦法は。ただごねてる私より、よほど交渉上手。


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ダイソーで買った恐竜型、かわいいんだけれども、足やしっぽの細い部分がうまく抜けない。大人の私でも難しかった。背中の模様部分も、生地が薄くなるぶん焦げやすいのね……ということを、実際に作って焼いてみるまで思い至らなかった。しっぽが折れて焦げ気味のなんとかザウルスが、生体ではなく化石に見える。まあそれもありか。それに比べて、ハートやお花の安定感よ。


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たくさん焼いた。難しい恐竜は少なめ、作りやすいハートやお花多め。

 

年明けさっそくミスド。餃子の王将でメラメラ。

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昨年12月29日にミスド納めをしたと思ったら、新年早々1月5日に今年初のミスド。こんなすぐ食べることになるとは、、、うすうす思っていた。帰宅したら夫が買ってきたドーナツが置いてあって、シェアしたいものは半分にカットされてた。律儀だ。

 

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土曜の夜、食材はたくさんあるけど料理する気にならず。折よく餃子の王将のお得な券(餃子1皿無料)をもらったところだったので、期間内に使わねばという大義名分のもと王将で夜ごはん。家族みんな王将ラブなので幸せ〜。私は極王(ごくおう)天津麺という強そうな名前のメニューにした。中華麺に魚介だしのスープと玉子あんかけがのってる。大好物のきくらげとカニカマも。子はキッズらーめん、夫はあんかけラーメン。

各自の好みのものを個別に選んで食べられるってすばらしいよな。家ごはんでは私が考えて用意したものを選択肢なく一律で食べてるんだもんな…と思って、いや待て待て、何で食事のことを考えるのは私ばかりなんだろう夫は何をしてんのか。今夜私は料理をする気が起こらなかったわけだけど、そもそも夫はそう思ったことすらないんじゃないか。なぜなら自分が料理をするという前提がないから。こんなのおかしい、絶対におかしい、おかしいおかしいと何年も言ってるのに変わらないのはまじでおかしすぎる。天津麺をすすりつつ、内心でふつふつと煮えたぎる憤怒。そのせいなのか麺が全然冷めない。ドーナツを分けっこするくらいじゃまったく割が合わないし、ドーナツ比でいったら私100:夫1でもいいくらいよ、本当に。