旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


歯医者とずんだアイス

歯医者にて、治療中の歯に仮の被せものを付けた。「粘着性のあるものは控えてください」と言われる。勢いよく「お餅はだめですかっ?」と聞いた私に、先生は「だめ」と即答。まあそうだよね、この世で一、二を争う圧倒的粘着性だもんね、お餅。

お正月が過ぎ、鏡開きが目の前というこの時期、我が家には餅のストックが大量。常温保存も冷蔵庫にも冷凍庫にも、丸いの四角いの、白いの紅いの、豆入りにヨモギ入りと多様性バンザイ!な品揃え。お餅大好き人間なので日々食べても飽きないのだけど、そうかそうかしばらくお餅は我慢の子……。

歯医者を出て、必要な買い物があったのでスーパーに寄る。必要ではないのにアイスの棚を物色していたら、ハートを狙い撃ちの商品を発見。ずんだアイス!! ずんだ好きとして見逃すことのできない逸品!

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しかもこれ、ずんだの提供元として私が絶対的な信頼をおいている「ずんだ茶寮」(ずんだのお膝元・仙台にあります)監修じゃないですか。いつのまに発売してたの、なんで今まで気づかなかったんだろう。光速でカゴに入れて会計をした。

で、家に帰ってうきうきわくわくしながら食べたのだが、スプーンですくった瞬間、「あっ!!」ってなったよね。これ、ずんだ「もち」アイスじゃん! お餅はいってるやーーーん!

買うときには気づかず、ずんだアイスだと早合点していた。ずんだあん&アイスだと勝手に解釈していたのだが、改めて見れば間違いようになくでかでかと「ずんだもち」って書いてある。ちゃんと「もち米使用」って書いてある。買うときにはそれが見えていなかったという点、よくある『人は見たいものしか見ない』的な言い回しって真理だなあ、などと深く感じ入ったのであった。

ずんだ「もち」アイスは、その名のとおりのおいしさだった。表面のずんだあんは粒感がしっかりあって豆の香りもよし。もち部分は、歯の被せものに触れないよう位置を調整しながら慎重に。そろりそろりと口に運んだため、いまいち存分に味わいきれなかったのが残念だ。

さらに残念なことに、こんなに気をつけていたのに、翌日、被せものが外れた。歯磨きしてたらポロッと。お餅のせいではない、…と思いたい……。