旅と日常のあいだ

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パン教室で食パン作り。自分で作ったとは信じられないおいしさ。

金沢の人気ベーカリー「シンタテベイクストア」でのパン教室2回め。食パンの作り方を教わる。先生のデモンストレーションを見るのと、自分たちで実際に手を動かすのと、半々くらい。先生のポリシーは「できるだけ身体的労力のかからない製法を採用する」ことなのだけど、そのとおり、こねる作業がゼロだった。一般的にパン作りといえば、ひたすら生地をこねてのばして打ちつけてという重労働が必須なイメージだけど、まじでそれが一回もなかった。それでもパンができるのか!という驚き。

 

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教室で、自分で作ったパン生地。最終発酵途中のこの状態で持ち帰った。冷蔵庫で一晩おいてから、自宅のレンジオーブンで焼いて仕上げる。

 

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焼き上がったのがこちら。表面がかなり焦げてしまった! 先生の示した目安温度&時間のとおりにやったのだけど、うちのオーブンのくせみたいなものもあるだろうしなー。(それぞれの家によって当然ちがうわな) どうやら上からの熱が強すぎた模様。まあ一回目はこんなもんか。次回作るときに修正できればよい。

 

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ちなみに先生が店のガスオーブンで焼いた食パンがこれ。完成品を一人1本ずつ持たせてくれた。表面だけでなく側面にも焼色が均一についていていかにもおいしそう。私が焼いたのと同じものとは思えん。

 

さて、肝心の味はというと。先生が焼いたのはもちろんだけど、自宅で焼いたパンもめちゃくちゃおいしかった。表面こそ焼きすぎたものの、中はちょうどいい具合。しっとり柔らかいのと同時に、むっちりした強いかみごたえあり。すごく好きな系統の生地だった。柔らかさが、へなへなしてるんじゃなくて、ふるふるしてるんである。これまでは擬態語でしか表現できなかったこの感じ、パン屋さん的には「高加水パン」というのだと初めて知った。食パンの加水率は70%くらいが一般的なところ、今回のレシピは80%超え。しっとり・ふるふるレベルが、未知。

 

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焼きたての食パン、何もつけずにそのままでひたすらおいしかった。自分で作ったとは思えない。子どもも「めっちゃくちゃおいしいな! これおかあさんが作ったの? 自分で作って自分で食べてるの? すごいじゃん!」と、おもしろい褒め方をしてくれた。

丸いのは、食パン型に入らなかった余り生地で作ったくるみパン。こぶし大に丸めてそのまま焼いた。表面が全体的にパリッと焼き上がってこちらも格別なおいしさ。レーズンやチョコを入れてもいいし、同じ生地であれこれアレンジできるの楽しい。

とりあえず、作る手順やコツの記憶が新鮮なうちに自宅でいちから作りたい。強力粉とドライイーストを買ってこないと。