旅と日常のあいだ

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冬の日に、香箱ガニとぎんなんを買って帰る

私にとってこの時期に食べるべき味覚の筆頭といえば、ぎんなん。先日、外出先から帰るときにふと「そうだ、ぎんなん買おう」と思い立ってスーパーへ。レジに向かう途中に香箱ガニが目に入り、今シーズンまだ一度も食べてないことに気づく。これこそ忘れちゃいけない冬の味覚だった。2ハイ購入。

うかつにもエコバッグを持ってなかったのでカニの脚をはみ出させながら帰る。冬の北陸において、老若男女を問わず道ゆく人のかばんからカニが飛び出しているというのは、この時期の風物詩ともいえる非常にありふれた風景である。というわけはない。

遅ればせながら香箱ガニ2023。ねっとりした内子の、えもいわれぬ美味しさよ。身よりも好き。 まだカニを食べたことのない子どもに脚の身をすすめてみたけれども、見た目に臆したのか「いい、いらない。まだ早い」と断られた。「まだ早い」っていう断り方……。弁の立つ4歳児だな。カニを食べるとき無口になるのは避けられぬ宿命なので、子をほったらかして身をほじほじ。子はカニのハサミを相手にじゃんけんをしており、グーを出し続けることで永遠に連勝していた。なんちゅう不毛な戦い。

 

もちろんぎんなんも食べた。カニ&ぎんなん。最&高。

例年、このくらいの時期にぎんなんのことを書いてる気がするなーとブログ内検索をしたら思った以上に記事が出てきて、我ながら笑った。

▼この年とか、ものすごいことになってる。一晩で60粒って。

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